授業紹介

受講者の感想

戦略行動システム演習

丸子 さくら

社会経済システム主専攻 戦略行動システムエリアの演習授業です。この演習を通して、多くの統計処理の意味と方法を学び、身の回りの現象を統計的に分析することができるようになります。

各授業では、t検定、分散分析、重回帰分析、因子分析など多くの統計分析手法の概念と、それぞれの分析手法に合わせた統計分析用プログラムSPSSの使い方を学びます。各回の課題として、学生は興味のあるテーマからデータを収集し、分析、結果の考察をレポートにまとめます。また、授業の最終回では、自分の調査をもとにプレゼンテーションを行います。

自ら手を動かすことによって、これまで学んだ統計の知識をより深く理解することができます。加えて、自分の興味関心に合わせたテーマで分析を行うため、テーマに関する理解も深めることができます。また、分析の目的、内容、考察などをレポートにまとめる練習ができるため、調査を論理的に伝える力が養われます。

2021年度は、授業がMicrosoft Teams内で完結させられ、感染症対策が万全の状態での学習になりました。受講当初はオンラインでの演習に不安もありましたが、各回の授業資料がとても丁寧であり、質問ができるオンライン会議も開催され、対面授業と遜色ない程の学習ができたと思っています。

担当教員より(上市秀雄)

私たちの周りには様々なデータに満ち溢れています。それらのデータから意味のある結論を導き出すためには、どのようなことを明らかにしたいのかを明確したうえで、それらデータが持つ性質や特徴にあった統計手法を用いる必要があります。

この演習では、各受講生が興味を持っている事象を明らかにするために必要な基本的なデータ解析の方法を学ぶことに重点を置いています。