3-1.施設部
<日時>
5月2日(月)16:00~
<対応>
筑波大学施設部施設環境課 前島謙氏、吉原氏
<目的>
1)筑波大学内における交通問題の現状把握
2)1)への対策・取り組み
<結果>
1)ペデの自転車による混雑が大きな問題となっている。ループのほうが起伏が少なく走りやすい環境であるにもかかわらずペデを利用する人が多いのが現状。また、ペデは放置自転車や、ペイント、駐車禁止等のカラーコーンで汚く、見苦しい。
2)ペデの混雑を解消するためにループの自転車道の拡幅工事をしたり、ループとペデの間の駐輪場を整備したりしている。しかしこの工事には高い費用がかかり、工事完了までにあと5~6年はかかるとされている。
3-2.学生生活課
<日時>
5月11日(水)9:15~
<対応>
筑波大学学生生活課学生支援チーム 土子昇氏、塚本聖氏
<目的>
1)筑波大学内における駐輪問題の現状把握
2)筑波大学内における盗難問題の現状把握
<結果>
1)『駐輪場を増やしてほしい』『混雑をどうにかしてほしい』という意見がクラス連絡会で毎年挙がる。しかし学群棟前に新たに駐輪場を増設することはできず、実は学群棟から少し離れた駐輪場は空いているが利用されていないというのが現状である。また、違法駐輪するのは授業に遅れそうな学生が多く、駐輪マナー向上のための呼びかけの効果も一時的なものである。
2)筑波大学生が被害にあった窃盗事件の内訳は以下の通りである。
図2-3-1:筑波大学生が被害にあった窃盗事件数
また、自転車盗難のうち約半数は鍵のかけ忘れによるものである。
3-3.支援室
<日時>
5月24日(火)16:30~
<対応>
筑波大学システム情報工学等支援室 赤羽英夫氏
<目的>
放置自転車撤去について
<結果>
撤去作業は夏休みの後半あたりから始め、年に一回の割合で実施する。作業段階としては、まず放置自転車と思われるものにラベルを貼り、2ヵ月そのままにしておく。次に、残ったままの自転車はエリアごとに集積し、2週間保管、それでも持ち主が現れなかった自転車に関しては処分する。
3-4.交通安全会
<日時>
5月31日(火)16:30~
<対応>
筑波大学交通安全会 黒沼功氏
<目的>
駐車場の利用状況について
<結果>
駐車場に利用可能台数は約8000台、4月時点での利用可能台数は5237台である。利用台数は依然と比べると大幅に減少しており、その理由としてつくばエクスプレスが開通したことや維持費の負担が増加したためであると考えられる。
3-5.総務部
<日時>
6月1日(月)15:00~
<対応>
筑波大学総務部総務課リスク管理係 黒岩直行氏
<目的>
1)放置自転車の撤去時期について
2)放置自転車撤去にかかる費用について
3)放置自転車の撤去台数について
<結果>
1)年度末や年度始めは忙しいため、撤去作業は夏休み~秋にかけてしかできない。学園祭やセンター試験前までには作業を完了するようにしている。
2)放置自転車は3年前から全て無料で業者に引き取ってもらっている。それ以前は産業廃棄物として年間100万円払って引き取ってもらっていた。
3)放置自転車の撤去台数は毎年だいたい1200台前後である。
3-6.ヒアリング調査まとめ
以上ヒアリング調査から筑波大学内における交通の問題として、特に自転車に関する問題が随所に見受けられた。まず放置自転車に関しては、撤去するまでに時間・手間がかかり、3月末~10月まで放置自転車が駐輪場に残ったままであることから、放置自転車の撤去システムに改善の余地があるのではないかと考えた。また学内移動、駐輪、盗難については改善点を見つけるべく、実体の詳細な把握が必要であることがわかった。