令和元年度 都市計画マスタープラン実習 2班

グランピング事業

1) 背景
 土浦市の観光は日帰り型観光が中心です。日帰り型観光では単価が安く、土浦市としても宿泊型観光を推し進めていきたい方針です。そのような背景の中星野リゾートにより駅前に宿泊施設が建設されましたが、その顧客であるサイクリストたちをさらに取り込むアウトドア的施設やアクティビティを推進するものが特にりんりんロード北部において少なくなっています。また新治においては小学校が三校廃校になっており、活気が少ない現状となっております。

2) 概要
 2010年からのキャンプ需要の増大、またりんりんロード至近であり、100m*130mほどの土地が東京から1時間半ほどの場所にあるという強みを生かして、2015年に日本に初めてできた豪華なキャンプという意味の造語である、グランピングのための施設を新治に作り、宿泊型観光を推進します。グランピングとサイクリスト向けの施設を融合することで、サイクリストが宿泊する需要も見込んでいます。





3) 費用
 今回提案する、旧藤沢小学校でのグランピング事業の規模については、次のように想定します。
  テント 10棟 雇用 10人

 これをもとに、初期投資は次のように想定します。
  インフラ  1,000,000円
  造園     500,000円
  建物10棟  48,500,000円

 合計すると、初期投資として50,000,000円が必要と試算されます。

4) 効果
 一般的なリゾートホテルの稼働率と同じく稼働率を30%と設定すると、初年度の営業利益は11,616,814円と試算されます。
 また、災害時には避難所としての利用も可能なので新治の避難所のキャパシティ問題の解決にも一役買うこととなります。さらに、廃校でのグランピング事業に新治の人々がボランティアとして携わったり、スタッフを雇用したりすることで、複合的に地域を活性化することができます。
 その上、経済波及効果を測定すると、次のような結果が得られました。




作成者

令和元年度
都市計画マスタープラン実習
2班

安藤慎悟(班長)
有水瑛美
伊藤奎政
伊藤彩公子
奥村蒼
由井貴大
下津大輔(TA)