2011年度マスタープラン策定実習 第2班

SAKURA VISION ~今を魅せる 未来をみせる~

  • 現状
    1. 土浦市の概要、人口
    2. 農業、工業、商業
    3. 交通、市民、医療
    4. 観光、防犯・防災
  • 全体構想
  • 部門別構想
    1. 資源を生かしたまちづくり
    2. 健康で快適な生活を送れるまちづくり
    3. にぎわいと活気あるまちづくり
  • まとめ
  • 謝辞・参考文献、付録
    1. 参考文献・謝辞
    2. 付録

ライン

現状

ライン

交通

        

 土浦市には主要な道路として,南北方向に常磐自動車道と国道6号線があり,東西方向には国道125号線と354号線が通っている. 鉄道は南北にJR常磐線が走り,市内には神立駅,土浦駅,荒川沖駅の3駅がある. 公共交通としてのバスは,土浦駅を中心として市内を回るものと周辺市町村と繋がるもの,また高速バスとして水戸方面と成田行き,京都・大阪行きがある. 市内を循環するバスとしては地域活性化を目的としたコミュニティバス「キララちゃんバス」が2005年から運行されており,2011年10月末からはこれまでバス路線の空白地帯となっていた新治地区において,コミュニティバス「新治バス」の試験運行を開始した. デマンド型交通として土浦のりあいタクシーも運行されている.   土浦市の主要国道にはそれぞれバイパスや車線拡幅が計画されているが,整備は終わっておらず,市街地への通過交通による渋滞が発生している. JR常磐線は2013年度に東京駅乗り入れを開始する予定となっているが,つくばエクスプレスの開線によって土浦市内の駅利用者は減少傾向にある.      

図2.5-1
市内3駅の1日平均乗車人員数


市民

        

 土浦市は平成20年に策定された「第7次土浦市総合計画」における施策について市民の意向を把握し,また「土浦市中心市街地活性化基本計画」の策定の参考とするために,「平成22年度土浦市民満足度調査」を実施している. この調査によって市民が土浦市に対してどのような認識を持っているのかを知ることができた.   『土浦市に「わがまち」といった愛着を持っているか』という質問に対しては,年代が若くなるにつれて市への愛着が薄い傾向にあることがわかった. また,市民の満足度が低い施策として,中心市街地や駐車場,バス・鉄道などの交通網,バリアフリーの施設・道路,公園や遊び場,資源を活かした観光などが挙げられた. 市民の重要度が高い施策としては,湖や川の美化,医療施設・診療体制,交通安全対策,救急・消防体制の整備などが挙げられた. これらの結果から,市民が求めているものを理解し必要とされている施策に取り組む必要がある.      

図2.6-1
土浦市に「わがまち」といった愛着を持っているか


医療

        

 JR土浦駅周辺に医療機関が多く立地しているが,高齢化率が高く医療機関の需要が大きいであろう新治地区などの北部には少ない. 土浦駅の近隣地区にあった土浦協同病院は東側のおおつ野ヒルズに移転することが決定しており,距離も遠く,交通面も現在より不便になるため,困る利用者が発生する恐れがある.

図2.7-1
市内の医療機関の立地状況

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