筑波大学大学院・社会工学専攻は、社会問題を解決し次代を切り拓く、新たな理系人材の育成を目指します。

2016年度 サービス工学学位プログラムのカリキュラムポリシー

サービス工学学位プログラムでは、産官学連携教育研究を強力に推進し、地域社会にも貢献でき、研究成果も蓄積され、その中でよい学生が育つ三位一体プログラムを構築しています。その特長は、以下の3ステップからなる教育課程にあります。

マトリックス型コースワーク(必修科目)

サービス工学学位プログラムでは、

・リアルサービス(人が人に行うサービス)
・地域サービス(組織が地域に行うサービス)
・バーチャルサービス(IT 技術を通じて組織が人々に行うサービス)

という3つの対象と、

・効果性のサイエンス(顧客や社会が必要とするサービスを発見する計量分析スキル)
・効率性のサイエンス(組織が適正利益を確保するための効率化スキル)
・統合のアート(上記の効果性・効率性のトレードオフ問題を克服する統合スキル)

という3つのスキルからなる、1年次春学期に必修科目(2単位×9科目)を集中的に履修します。 なお、これらの9つの必修科目は、サービス工学学位プログラムの学生しか受講することはできません。

基本スキル 対象
リアルサービス 地域サービス バーチャルサービス
効果性のサイエンス
(春学期AB)
消費者心理分析
上市秀雄
地域データ解析
鈴木勉/渡辺俊
ビックデータアナリティクス
【中林紀彦】
効率性のサイエンス
(春学期AB)
応用最適化
繁野麻衣子
公共インフラ設計
大澤義明/川島宏一
情報ネットワーク
張勇兵
統合のアート
(春学期C)
サービス会計
岡田幸彦
プレイスメイキング
藤井さやか
技術経営
生稲史彦
仮説検証とサービス進化 産官学連携修了研究

オール筑波大学、オールジャパンによる叡智の教授(選択科目)

上表に示されたスキルを1年次春学期で身につけた後、それらスキルを使いこなす方法論とノウハウについての専門能力育成を、1年次秋学期以降に開講する専門基礎科目で行います。専門基礎科目は、3つの対象それぞれの専門的知識を扱う科目、仮説検証とサービス進化(解決策を実践し、結果を科学的に検証するスキル)をも含む4つのスキルそれぞれの専門知識を扱う科目等から構成されています。

サービス工学学位プログラムならではのこだわりとして、“つくばの社工”だけでなく、オール筑波大学さらにはオールジャパンとしての叡智を学ぶ場を目指した教授陣の人選を行っています。また、学生が幅広い知識を自律的に蓄積し、自分だけの知の体系を築けるよう、1単位科目を原則としています。なお、これらの専門基礎科目は、社会工学学位プログラムの学生、他専攻・他研究科の学生、科目等履修生などによる受講が可能です。

主な専門基礎科目(担当予定教員の所属)
ウエルネスサービスサイエンス(筑波大学体育系/つくばウエルネスリサーチ)
観光の科学(筑波大学システム情報系)
教育サービスイノベーション(筑波大学ビジネスサイエンス系)
金融サービスと意思決定(ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社 代表取締役社長)
交通サービスデザイン(イーグルバス)
サービス工学:技術と実践(産業技術総合研究所サービス工学研究センター)
サービス工学特別講義Ⅰ(日本交通公社)
サービス工学特別講義Ⅱ(トーマツベンチャーサポート)
サービス工学特別講義Ⅲ(電通/KDDI)
サービス満足度解析(日本生産性本部/サービス産業生産性協議会)
システム開発論(筑波大学ビジネスサイエンス系)
情報ネットワークの経済学(筑波大学システム情報系)
総合型地域スポーツクラブ論(鹿島アントラーズFC)

サービス・ラーニング: 産官学連携修士論文(必修科目)

1年次の産官学連携修了研究(サービス工学特別演習)は、第1ステップと第2ステップと同時並行的に行われます。第1ステップと第2ステップがおおよそ終了した2年次は、産官学連携修了研究(サービス工学特別研究)による実践的な研究生活が学生生活の中心となります。

産官学連携修了研究は、アクションリサーチを理想としています。1年次秋学期末の研究計画発表会、2年次10月の中間発表会、2年次秋学期末の最終審査会の3つの段階で審査・評価を受けます。

サービス工学学位プログラム(修士)の履修モデル

科目名はシラバスにリンクされています。
科目区分 科目 単位数 履修
モデル
基礎科目
(20単位)
消費者心理分析 2
地域データ解析 ( PDF , 授業計画 ) 2
ビックデータアナリティクス 2
応用最適化 2
公共インフラ設計 2
情報ネットワーク 2
サービス会計 2
プレイスメイキング 2
技術経営 2
(+大学院共通科目) ●(2)
専門基礎科目
(8単位以上)
情報ネットワークの経済学 1
観光の科学 1
サービス満足度解析 1
金融サービスと意思決定 1
サービス工学:技術と実践 1
ウエルネスサービスサイエンス 1
交通サービスデザイン 1
システム開発論 1
教育サービスイノベーション 1
統合型地域スポーツクラブ論 1
サービス工学ファシリテーター育成プログラム 1
サービス工学インターンシップ 1
サービス工学特別講義Ⅰ 1
サービス工学特別講義Ⅱ 1
サービス工学特別講義Ⅲ 1
サービス工学特別講義Ⅳ 1
専門科目
(8単位)
サービス工学特別演習Ⅰ~Ⅱ 2×2
サービス工学特別研究Ⅰ~Ⅱ 2×2
合計 36

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履修モデル:企業の経営企画担当、起業家

計36単位を履修した結果、サービス企業・官公庁等が直面する状況に適した未来構想力・創造力を身につけ、サービス・イノベーションおよびリノベーションを実現する理系の経営企画担当や起業家となる。

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