第二章 本論



2-5 本調査-ヒアリング


 私たちは目的を達成するために、ヒアリング調査とアンケート調査を行った。

ヒアリング調査


つくば市公園緑地課 山中さん 5月18日(水) 10:00〜11:00

担当  杉安、森山、横内


 研究学園都市内の公園は、当時「緑との調和」を重視して設計されたために、防犯に対しての配慮は特にされていなかった。現在ではその弊害として公園内に死角が生まれ、その死角が犯罪企画者の隠れ場ともなるため、緑を減らす方向にある。その公園の緑の剪定は年2・3回程度で業者に委託している。園内の清掃に関しては週1回となっている。こちらも業者に委託しているのだが、業者に任せてしまっている部分があり、週1回必ず行われているとは限らない。また、ゴミ箱を置いていない公園が多い。これは家庭ゴミを捨てるなど利用者のマナーが悪く、衛生上の問題も発生したためである。犯罪に関しては、管理人のいる公園では把握しているが、規模の小さな公園に関しては警察からの情報提供が無いため把握できていない。現在では樹木の剪定や街灯の増設という対策をしている。


つくば市緑地環境計画研究室 雨宮さん 5月24日(火) 20:00〜20:30

担当 立見、森山、弓削、横内


 公園の設計上の問題を解決した公園よりも、叫んですぐに住民が駆けつけられる公園がいいのではないだろうか。住民を参加させるだけでいいものができるのだろうか。現状の流れ・将来像に問題意識をもち、一つの想定の下で完成する公園というものに問題が無いかを考えるべきである。


千葉大学園芸学部 中村教授 5月31日(火) 13:00〜14:00

担当 檜山、弓削、横内


 公園の犯罪について研究を行うにあたり、3つの前提がある。一つ目は、公園は本来楽しいものであるということ。二つ目は現在の日本は犯罪多発社会であるということ。三つ目は大人の責任で安全な環境を作る必要があるということである。公園での犯罪被害者に小学生が多いのは、学校から帰ってきてまた公園に遊びに行くためである。屋外では公園しか遊ぶところがなくなってきているために公園に子どもが集まってしまう。そこを犯罪者に狙われてしまう。このような現状の中、安全で楽しい公園が求められる。それには公園を地域のリビングルームとして作っていくことが重要。何かにつけて人がやってくるような公園が望ましい。そのような公園を作る際には構造上に問題があってもソフト面での改善をするべきである。構造は公園によって違うものであるためである。犯罪ということを考えていき、最終的に行き着く先は地域の人のリビングルームとして公園をどうしていくか、ということである。


つくば市中央警察署生活安全課 細谷さん 6月3日(金) 13:00〜14:00

担当 立見、林崎、檜山


 公園での犯罪の発生状況は、デリケートな問題であるためにPTA教育委員会などで情報がとまり、警察に情報が届かない。各機関との連携として、自警団と一緒にパトロールや危険個所の見回りをしている。また、この地域の保護者は防犯意識が高く、PTAなどが積極的に講話などの要請をしている。しかし、行政とのつながりはない。現在は、下校時刻にあわせパトロールをしている。小学校での講話やビデオ上映を行い防犯意識を訴える、犯罪発生時間帯にあわせて犯罪多発地域をパトロールするなど犯罪への対策を行っている。


つくば市吾妻小学校PTA安全委員会 昨年度副委員長  斎藤さん  6月3日(金)  20:00〜20:30

担当 弓削


 吾妻小・中PTA作成の防犯マップは、他の学校で作られたものを参考に作成。作成にあたってはアンケートを利用。実際に、危険な箇所は公園とその周りに多かった。これは公園以外で被害に遭い、逃げついた先に公園が多いということが多いということであるようだ。危険といわれている公園で子どもを遊ばせないということはない。年齢によるだろう。親が子どもに対して言うことは、危ない場所・へんぴな場所に行くなということとであり、公園で遊ぶなとは言わない。犯罪に対しては、不審者目撃程度なら報告する。度合いが大きいものは、隠したい・名前が漏れていじめられるのではという不安から知らせない子ども・保護者が多い。


つくば市遊ぼう広場の会 富岡さん 6月4日(土) 11:00〜13:00

担当 森山、横内


 プレイパークは(冒険遊び場 ゴンタの丘)子育て広場事業として、県と市から支援を受けて運営している。子どもが制約なしに遊べるような環境を作りたい、少子化の中で子育ての価値をあげたいという思いがきっかけ。有償ボランティアという形でプレイリーダーも募集している。高校生から大学生ぐらいの年上のお兄さん、お姉さんが理想。ここでの遊びを他の遊び場で試して欲しい。


つくば市役所こども課 東泉さん 6月15日(水) 16:00〜17:00

担当 林崎


現在子ども達の遊び場として、児童館を運営している。つくば市の児童館は18歳以下の子供が自由に使えるスペースであり、主目的は遊び場の提供である。児童館内では児童クラブが放課後児童健全育成事業として行われている。児童クラブは学童保育の場であり、ケアワーカーを中心に共働きの親を持つ子ども達の放課後のお世話をする場である。現在市内には31団体(公営16団体、民営15団体)がある。民営団体は母親が代表となり、市の援助で独自の運営を行っているクラブのことである。