中央地区:生涯学習エリア
中央地区は主に強化居住誘導区域の1つである土浦駅周辺、イオンモール土浦周辺 、スマートIC周辺3つのエリアに分割して、説明する。スマートIC周辺については、部門別構想内のスマートIC周辺構想を参照されたい。
将来像
教育と生涯学習をテーマにした提案を行うことで、市民生活の向上を行うこれにより、学習意欲のある市民を土浦駅周辺地区に誘致する。
現状/背景
県南地域には遺跡や城跡などの歴史、霞ケ浦とその周辺地域における環境、つくばを中心とする科学など様々な分野の研究機関や博物館が存在し、土浦駅周辺はそれらの地域の中心である。また、イオンモール土浦周辺地域は商業が盛んであり、交通アクセスの向上によって更なる発展が見込まれる。
提案1:「県南地域の研究員や学芸員による各分野の講座・イベントの定期的な実施」
様々な研究機関や博物館が立地する県南地区の中心であるという強みを活かし、本エリアで知識や経験を発信することで、地域住民の知的好奇心を喚起し学問の基盤を形成するほか、各地域が有する人材と情報をその地域の枠に留めることなく共有することで、地域一帯のリテラシー向上に繋げる。また、インターネット上でこれらのイベントの情報等についてまとめ、イベントの周知と参加できなかった市民へのアプローチを図る。本提案の核の1つとして、茨城県が実施する霞ケ浦学講座[1]が挙げられ、県南地域の誇る霞ケ浦に関して様々な分野から講義を行う本イベントについて、現状は霞ケ浦環境科学センターで実施されているものを土浦駅周辺で実施することで、市民が気軽に参加できるようにするとともに、学習を市民の日常に組み込むことを目指す。
提案2:「イオンモール土浦を核としたモノ消費の場の整備」
イオンモール土浦は市内の商業のうち特にモノ消費の中心として整備を行う。現時点において国道6号線や県道123号線からのアクセス性の良さから自動車が多く往来するエリアとなっているが、本提案ではバス路線の再編によって公共交通でのアクセス性も向上させるほか、将来的につくばエクスプレスが延伸する場合は本エリアに駅を設置し、市外からも気軽に足を運べる地域となることを目指す。イオンモールの他にも郊外型の施設の誘致に努め、駐車場の整備・立体化と同時に遊歩道や広場の整備によってウォーカブルな空間を形成し、単なる消費に留まらない滞在そのものが楽しくなるようなエリアとする。