南部地区:防犯・安心エリア
▶荒川沖地区の強化居住誘導区域施策
将来像
荒川沖地区を防犯・安心安全に特化した魅力ある住宅街にすることで、安全志向な住民や子供がいる家庭の誘致を行う。
現状/背景
土浦市の治安においては土浦市の刑法犯総数が県内第3位であり、全体として犯罪の多い都市である。特に荒川沖地区は、土浦市内における窃盗犯罪等の犯総数割合の約17%を占めており、これは市内で最も割合が高い。この状況に対し、荒川沖駅周辺では市民及び駅利用者の安全を確保するため,警察官OBから構成される「まちばん」による防犯活動が行われている。「まちばん」は警察官OBによる立番,青色防犯パトロール車及び徒歩による巡回を行い,警察署と連携を図り,地域の安心で安全なまちづくりの整備を図っている防犯ステーションである。また,防犯パトロール隊の立寄所として,防犯に関する綿密な情報交換を行うことで,防犯活動の強化並びに防犯組織相互の連携向上に寄与している。
提案:「防犯カメラの集中的な整備/見守りタグの貸与」
現状行っているまちばんのの防犯活動に加え、防犯カメラの集中的な整備と子ども・高齢者への見守りタグの貸与を行う。見守りタグとはGPS付きのストラップのことである。これを子供や高齢者に身に付かせることで、治安面での安心感を与えるとともに、事件に巻き込まれた際の追跡に役立つことや、高齢者の徘徊による行方不明リスクの解消に繋がる。
▶乙戸小学校の活用
現状/背景
南部地区において廃校政策の対象となる小学校は乙戸小学校である。都和南小学校から2.3㎞という近さにAOI国際福祉専門学校があるという特性から、この施設と乙戸小学校を改修して作る介護施設との連携が可能であると判断した。
条件:「施設内に市内の介護学生向け寮を併設し、低価格で提供する」
菅谷小学校の廃校により通学に影響が出る児童の通学サポートおよび、菅谷小学校付近に住む児童の活動場所や預け場所の提供を行う。スクールバスの運行については、菅谷小学校付近を中心とした通学時間が比較的長い児童を数か所の集合場所に集め、各地点をスクールバスで回り学校への送迎を行う。放課後児童クラブは、介護付きホームに併設する形で運営を行う。
