学位プログラムの特色
「2つのサイクル」と「5つの能力」
2つのサイクル
- 社会システムサイクル: 社会現象の演繹的理解
- データ解析サイクル: データ解析による帰納的理解
- →ソリューション創造力の育成
5つの能力
- Find: 理論や経験則に基づき社会現象を演繹的に理解する能力
- Analyze: データの分析に基づき社会現象を帰納的に理解する能力
- Plan: 社会現象の理解にもとづき社会を改革する制度を設計する能力
- Do: 設計した制度にもとづき具体的な提言や社会実験を行う能力
- See: 社会実験や提言の結果を測定・評価し、1、2 の社会現象理解を深化させる能力
アドバイザリー・グループ(AG)及びリサーチユニットによる複眼的指導
2024年度 社会工学学位プログラム(博士前期課程)課程のカリキュラムポリシー
社会的知識、論理的思考力、各種の工学的スキルを基盤とする「問題解決能力」を育むため、以下の3つの柱からなる教育課程を編成しています。
基礎的な社会工学的基礎能力を涵養するため、専門基礎科目を提供しています。
そのうえで現象理解からモデル構築・データ解析の専門的な知識・能力を育むため、
- 資産・資源のデザイン:ファイナンス・最適化
- 空間・環境のデザイン:都市計画
- 組織・行動のデザイン:行動科学
の3つのリングと各リング相互の共通部分の科目として専門科目を提供します。
さらに、学生と教員が共有する物理的・仮想的研究資源である「社会工学コモンズ」を利用しながら、リサーチユニットなどの研究者集団による複眼的な指導が受けられる研究体制のもとで修士論文作成を行うことにより、基礎・専門双方の能力の定着を図ります。
学位プログラムの人材育成
博士前期課程では、
- 資産・資源のデザイン:ファイナンス・最適化
- 空間・環境のデザイン:都市計画
- 組織・行動のデザイン:行動科学
の「未来構想のための工学」としての3つのリング全般の知識を有し、少なくとも1つのリングで専門家と呼ぶにふさわしい工学的なスキルによる問題解決能力を持った、高度専門職業人・国際的スペシャリストを養成します
社会工学学位プログラム(博士前期課程)課程の履修モデル (システム情報工学研究群パンフレット)
学位プログラムコンピテンス
本学位プログラムでの学修を通じ、学生の皆さんは以下のコンピテンスを修得します。
汎用コンピテンス
博士前期課程
- 知の活用力
- マネジメント能力
- コミュニケーション能力
- チームワーク力
- 国際性
専門コンピテンス
博士前期課程
研究力 | 社会工学分野における研究課題設定と研究計画を遂行するための基礎的な知識と能力 |
---|---|
専門知識 | 社会工学分野における高度な専門知識と運用能力 |
倫理観 | 社会工学分野の高度専門職業人にふさわしい倫理観と倫理的知識 |
社会工学学位プログラムでは、専門的知識・能力として「『社会現象の演繹的理解(社会システムサイクル)』と『データ解析による帰納的理解(データ解析サイクル)』を基礎とするバイサイクル型教育指標」に基づく5つの教育指標(Find 社会現象理解・ Analyze データ解析・Plan 制度設計・Do 実験と提言・See 測定と評価)を設けています。
達成度評価(学修成果の評価)
達成度評価システムにより、修得すべきコンピテンスの達成状況を教員と確認しながら学修を進めます。
博士前期課程
- ・達成度評価を学期ごとに計4回実施する。「社会現象理解」「データ解析」「制度設計」「実験と提言」「測定と評価」それぞれの能力と、「資産・資源のデザイン」「空間・環境のデザイン」「組織・行動のデザイン」の各分野の知識が履修によってバランス良く身についたかも含め、修得すべきコンピテンスの達成状況を教員と確認しながら評価するものとなっている。
- ・修士基礎演習、修士特別演習、修士特別研究は、1年次秋学期末の研究計画発表会、2年次秋学期の中間発表会・最終審査会の3つの段階で審査・評価を受ける。
社会工学学位プログラム(博士後期課程)課程のカリキュラムポリシー
未来構想のための工学に立脚した問題発見・解決型人材として、問題を発見し定式化・抽象化できるような問題発見能力を育むため、以下の3つの柱からなる教育課程を編成しています。
大学院共通科目や他の学位プログラム科目の修得による幅広い知識の修得
リサーチユニット等を活用した複眼的な研究指導
自ら研究課題を設定し研究方法を構築できる力を養成するマネジメント能力育成プログラムの提供と、問題発見能力の修得支援
また、これらを標準的な3年間で履修するコース以外に、1年で修了することが可能な早期修了コース、5年間で修了することが可能な長期履修コース、さらに博士前期から一貫3年で修了するコース(Sコース)、同じく4年で修了するコース(Aコース)、5年で修了するコース(標準コース)、と多様な学修が可能な課程が編成されています。
学位プログラムの人材育成
博士後期課程では、さらに、自ら問題発見・問題解決のプロセスを完遂して、国際的に評価の高い研究成果を創出できる 「未来構想のための工学に立脚した問題発見・解決型人材」(大学教員、高度専門職業人、研究者等)を養成します。
社会工学学位プログラム(博士後期課程)の履修モデル (システム情報工学研究群パンフレット)
学位プログラムコンピテンス
本学位プログラムでの学修を通じ、学生の皆さんは以下のコンピテンスを修得します。
汎用コンピテンス
博士後期課程
- 知の活用力
- マネジメント能力
- コミュニケーション能力
- リーダーシップ力
- 国際性
専門コンピテンス
博士後期課程
研究力 | 社会工学分野における最新の専門知識に基づいて先端的な研究課題を設定し、自立して研究計画を遂行できる能力 |
---|---|
専門知識 | 社会工学分野における先端的かつ高度な専門知識と運用能力 |
倫理観 | 社会工学分野の高度専門職業人にふさわしい倫理観と倫理的知識 |
社会工学学位プログラムでは、専門的知識・能力として「『>社会現象の演繹的理解(社会システムサイクル)』と『データ解析による帰納的理解(データ解析サイクル)』を基礎とするバイサイクル型教育指標」に基づく5つの教育指標(Find 社会現象理解・ Analyze データ解析・Plan 制度設計・Do 実験と提言・See 測定と評価)を設けています。
達成度評価(学修成果の評価)
達成度評価システムにより、修得すべきコンピテンスの達成状況を教員と確認しながら学修を進めます。
博士前期課程
- ・履修ならびに博士論文の進捗については、社会工学博士特別演習I、社会工学博士特別演習II(1年次を想定)、社会工学博士特別演習III、社会工学博士特別演習IV(2年次を想定)の4つの段階で、アドバイザリー・グループによる審査・評価を受ける。
- ・さらに社会工学博士特別研究I における論文審査委員会による予備審査、社会工学博士特別研究II における最終試験の2つの段階を経て、学位審査が行われる。