当初は、海外のコンピュータシミュレーションによる実験で「ランニング中は10m開ける必要がある」という内容7)を受け、 多くのルールの中では「10m」がよく用いられていた。 しかし、実験が非現実的なものであること、屋外ではウイルスが2mほどしか感染力をもたないこと10)からルールを変える流れが生まれた。 そのため現在では2m開ければ十分であるとされている。
マスクの効果については現段階では十分な科学的エビデンスがない。マスクを着用して激しい運動をすると、体内に熱がこもりやすくなり、 熱中症になりやすいという見解が出ている。このように、マスクは運動時のリスクとなる場合がある。
マスクはリスクがありエビデンスも不明確、対人距離が取れればマスクは不要ではないか・複数人での運動はできないかと考え、 現在のルールは守れないルールではないかと問題意識を抱いた。また、ゼロリスクの厳しいルールよりも、 エビデンスがあり人々が不安を感じないルールが必要ではないかと考え解決の糸口として持続的に守れるルールの必要性を考えた。