ヒヤリング調査は左の内容で行った。
有識者へのヒヤリング
久野譜也教授のヒヤリング結果
・感染リスクの観点からランニング中でもマスクは必要である
・筑波大の運動ルールを守らない学生はリテラシーが低い
・感染リスク・熱中症のリスクなど複数のリスクがあるため、
状況に合わせて正しく恐れることが重要
鍋倉賢治教授のヒヤリング結果
・対人距離は10mもとる必要はなく、2m取れば十分であること
・マスクの装着は熱中症のリスクがあり、
現在の装着は危険であること
・人が集まる環境を避けられるならば、マスクは必要ないこと
・マスクをして走ることが絶対的な社会基準となることは
非常に危険であること
これらのヒヤリング調査を通して、専門家の間でも意見が異なる部分もあり、どのようなルールにすべきかの判断は難しいことが分かった。
マスクをつけて走ってみた
ヒヤリングを踏まえて、実際に不織布のマスク、バンダナ、ネックゲイタ―の3点を着けて走ってみた。
その結果、それぞれのマスクの特徴が分かった。商品や運動強度を選べばマスクを着用し・快適に走れる方法もある。
一方で熱中症のリスクもあり絶対的な社会基準にすることは危険である。今後はリスクのバランスを取り、
使用するかはランナー自身が状況に応じて判断すべきである。
学生生活課(ルール設定者)へのヒヤリング
6/8に学生生活課へのヒヤリングを行った。
このヒヤリングを行った4日後の6/12に大学のルールが変更された。我々のヒヤリングが大学ルールの変更を後押ししたと言えるのではないか。
新たな筑波大ルールの問題点

新たな筑波大ルールは、内容が分かりにくい上、有効期間が不明確で、感染状況に応じた柔軟なルールであるとは言えない。
周知方法が分かりにくく、学生全体に公開されているとは言えないこと、ルール変更や対応が遅いことも大きな問題である。