以上をまとめ、案を大学のそれぞれの管轄部門に提案した。
まず、大学公式アプリについては、担当の事業開発推進室に提案のために再度訪問した。推進室は、アンケートで回答者の約7割が地図機能を有する大学公式アプリを必要としている現状について、「意外と多い」という印象を受けているようだった。また、実現可能性としては、えりたんBOTの機能を取り入れて更新することでコストを抑えればいいのではという意見も出た。現在配信が予定されている大学公式アプリは、筑波大学基金の回収が目的のため卒業生が主なターゲットである。しかし、長期間でみれば在校生が卒業した後もアプリを利用するケースが想定できるため、在校生向けの機能も後から段階的に搭載することも考えているという。
次に、屋外に設置する看板等の案を提案するため、施設部を訪問した。施設部のコメントは、全体的にコスト面で提案が厳しいという意見が目立った。ただ、着眼点の良さやわかりやすさはある程度伝わり、大学施設の研究基盤総合センターで作成することでコスト削減ができるのではないかという前向きな意見も出た。
そして、迷子ハザードマップと新歓ツアーは新入生に効果が期待できる。そのため、新入生歓迎のイベント等で利用できるのではないだろうか。
これらの提案により、誰もが迷わず目的地に行けるキャンパスが形成され、迷いやすいキャンパスの現状を改善していく手掛かりとなることを期待する。