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アプリ調査

3-1 えりたんBOTと他大学の地図機能付きアプリとの比較

 事前ヒアリング及びアンケートの結果により、筑波大生のえりたんBOT利用率が高いことが判明した。
ここで、えりたんBOTの特徴を明らかにするため、他大学ではどのような学生向けアプリが存在するのかを学生人数が多い上位100の大学[5]を対象に調べ比較を行った。アプリが存在する場合は「公式か否か」、「最新更新年月」を調査した。結果を表3-1に示す。
 結果、学生向け地図機能付きアプリを持つ大学は17校確認された。また、公式であるアプリの多くが過去1年以内の更新がなされていたのに対し、えりたんBOT含め、非公式のものは更新年月が古いことも判明した。
 他大学と比較するとえりたんBOTを始めとした非公式アプリは少数派にあたり(図3-1)、更新の滞りや管理責任が存在しないことによるサービス存続の不確実性を内包していることを踏まえると、筑波大学での公式アプリの開発が求められると言える。

表3-1 地図機能付きアプリ一覧
表3-1
図3-1
図3-1 学生向け地図機能付きアプリの内訳

3-2 筑波大学公式アプリの現状と調査

 筑波大学で公式アプリの開発計画があるかを調べたところ、2019年4月以降に筑波大学事業開発推進室による配信が予定されている[6]ことが判明した。このアプリについて地図機能を搭載することが可能であると考え、その詳細を明らかにすべく事業開発推進室にヒアリング調査を行った。調査概要を表3-2に、結果を表3-3に示す。

表3-2 事業開発推進室ヒアリング調査概要
表3-2
表3-3 事業開発推進室ヒアリング調査結果
表3-3

 結果から、当面は卒業生を対象に寄付金を募集することがアプリの主機能となるが、公式アプリの地図機能の必要性を示すことで今後のアップデートに地図機能を検討してもらうことは可能であると考えられる。そこで我々は公式アプリにおける地図機能の需要をアンケート調査により明らかにし、その結果をもとに事業開発推進室へ提案を行うことにした。

参考文献

[5]螢雪時代編集部:大学の真の実力 情報公開BOOK,旺文社,2018
[6]筑波大学新聞347号(2)「筑波大公式アプリ開発 4月以降に配信予定」

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