サスティナビリティ班
専門家への聞き取り調査
 後に行う仮眠室実験の参考にするために、専門家への聞き取り調査を行った。ご協力いただいたのは、産業総合研究所ヒューマンライフテクノロジー研究部門にて睡眠や仮眠に関する研究をされている甲斐田幸佐博士である。
Q1 高校や企業で仮眠を取り上げる例が増えているが、大学で仮眠室を設置する例は日本にまだありません。大学での仮眠室設置に関して専門家としてどのようにお考えですか? A1 ①仮眠を取ることを通して、各自が自分の生活のことを考える機会になる。 ②睡眠に必要な時間や適した時間帯には個人差もあるため、仮眠室を設置す ることで個々のタイミングに合わせて仮眠をすることができるので良い。
Q2 効果的な仮眠を取るためのポイントにはどのようなものがありますか? A2 仮眠には3種類ある ①午後の眠気をやり過ごすための付加的仮眠 ②睡眠不足を補うための補償的仮眠 ③夜勤などのために予め寝ておく予防的仮眠 ポイントとしては付加的仮眠は20分程度、補償的仮眠は90分程度行うこと。
Q3 仮眠の効果測定にはどのようなものがありますか? A3 ①スタンフォード眠気尺度 :眠気の度合いを7段階で評価 ②日本語版PANAS :ポジティブな感情を6段階で評価 (*眠気があるときは得点が低くなることが分かっている)