都市計画実習2010
社会的ジレンマの説明 藤井聡先生の本を参考に・・・
私たちが、3A棟内に掲示したものの紹介☆
3学食堂の混雑緩和にむけ私たちが提案した心理的方略・構造的方略(機能改善)の実験が、利用者にどのような変化をもたらしたのか、あるいは変化をもたらさなかったのかを数値的に計測するために、以下の4つの調査を行った。
①学食調査
食堂内に4台のカメラを設置し、食堂利用者の動きと学食内の様子を把握した。そしてビデオから得られた情報をもとに「レジ通過人数」、「レジ側・書籍部側の扉の通過時間と通行人数」を計測することで、実験前と実験中で混雑具合の比較を行った。
・レジ通過人数計測
カメラ映像から、実験前と実験中の2分ごとのレジ通過人数を計測
・レジ側・書籍部側の扉の通過時間計測
カメラ映像から、実験前と実験中の5分ごとの扉の通過時間を計測
日時: 6月7日(月) 11:00~13:00 場所: 図1の①~③から計4台のカメラ撮影
②3学食堂の3つの扉の通行人数カウント
実験前と実験中で、時間内に扉を通行した人数を5分ごとに計測
日時: 6月7日(月) 11:00~13:00 場所: 図2の①~③
③3学食堂で働いている人へのヒアリング調査
今回の実験で、3学食堂で働いている人が私たちでは気付かなかった食堂利用の変化をヒアリングを通して把握するという目的で調査を行った。
<ヒアリング内容>
・今回の実験で食堂の混雑具合は解消されたと感じるか
・実験中に混雑の時間帯は変化したと感じるか
・心理的方略と構造的方略の内容はどのように感じているか(利便性・効果など)
・今後もこれらの実験を継続していくべきだと思うか
④事後アンケート調査
事前アンケートでは、問題提起のため食堂の混雑に関する意識調査を行った。事後アンケートでは、実験前後の利用者の意識の変化を図り、各実験がどのくらいどのように利用者に働き掛けたかを調査した。
実施日:6月9日(水)~11日(金)
場所:都市解析・数学科指導法・経済原論の3授業
対象:筑波大学学群生※
※学籍番号から、事前アンケートに回答した実験群と回答していない制御群に分けた
図1 3学食堂 カメラ撮影配置図
図2 3学食堂 扉位置番号