都市計画実習2010

1社会的ジレンマについて

社会的ジレンマの説明  藤井聡先生の本を参考に・・・

2背景・既存研究

私たちが、このテーマに辿り着くまでの軌跡と既存研究

3掲示・配布したもの

私たちが、3A棟内に掲示したものの紹介☆

「社会的ジレンマ」解決への意気込み・・・

  社会的ジレンマとは、「短期的かつ利己的にメリットのある行動を行うと、長期的かつ社会的にデメリットが大きくなると定義される社会的状況」のことで、ジレンマへの対処として心理的方略と構造的方略という大きく2つのアプローチが存在している。しかし、ジレンマ解消には、どちらかの方略のみでよいというわけではなく、実際は心理的方略のみでのジレンマ解消は不可能といわれている。つまり、構造的方略と心理的方略は、補完し合っているということだ。また、構造的方略には、Pull法(協力者への利己的利益の増加)とPush法(非協力者への利己的利益の現象)の2つの方法がある。この方略では、利己的利益ということからも察しがつくかもしれないが、自分自身の利益を追求させるために、賞罰システムを導入することがある。しかしその賞罰を、自分にとって損か得かと考える人が出てくる恐れがある。ゆえに、アメと鞭で人間の行動をコントロールするという信念で構築された社会政策は、実際にアメと鞭でしかコントロールできない利己的で合理的な人間を作り出す可能性が出てくるということも言われている。そのため賞罰システムはデメリットになりうるという現象もある。それらのことを踏まえ、私たちは社会に潜んでいるジレンマを解決する方法を考えていきたい。

目的

食堂の混雑問題を考えるときに,私たちジレンマ班の解決アプローチの背景にあるものは「3学食堂の混雑を軽減させたい!」という思いである.解決アプローチとしては,
    心理的方略:ポスターの掲示・チラシの配布
    構造的方略:空間の機能改善
の2種類の改善策を講じることとした.
目的としては,
「食堂利用のピーク時間でも,利用者が快適さを感じることのできる食堂にしたい!」
というのが私たちの目標とするものであり,現在混雑の一番の原因と思われる食堂利用の大きなピークを無くして,学生食堂に少しでも空間的余裕を作り出す.つまり,食堂利用者の集中を分散させ, 仮に食堂利用のピーク時間であっても利用者が快適さを感じることのできる空間的余裕のある食堂にすることが実習の大きな課題となる.

メンバー

班長:宮本 隆太郎       副班長:星 知世

DB:高島 遼史           印刷:山木 浩平

書記:瀬田 麗子           MP:田上 雄一

 

担当教官:谷口 綾子        TA:佐藤 良太

 

 

筑波大学    筑波大学社会工学類    筑波大学社会工学類都市計画専攻