基本構想
はじめに
はじめに
現在土浦市が直面している大きな課題として、将来的な人口減少、市の基金残高減少が挙げられます。これらの問題が進行すると、市民サービスの低下などにつながり、土浦市が衰退していってしまうと考えられます。この衰退を防ぐために、今回の提案では都市の活力を向上させ、「住みたい」「住み続けたい」と思える土浦市を目指します。
全体構想
私たちは、土浦市の衰退を防ぐためには都市の活力を向上させる必要があると考えました。そこで、そのために左下のようなサイクルを回し続けることを提案します。 このサイクルにより都市の活力向上を実現し、最終的に「住みたい」「住み続けたい」と思えるような土浦市にしていきます。また、数値的な目標としては10年後の土浦市の人口が現在と同じであるという状態を維持することを掲げます。

部門別構想
産業振興
防災
市街地
交通
地区別構想

中央地区:人と商業が集まる場
中央地区は土浦市の商業の中心となっています。しかし、土浦駅周辺に関しては近年商業施設の過疎化等が目立っており、中心市街地としての活気が減少してしまっています。そのため、駅前空間を整備することで人と商業が集まりやすい場所を創出することを目指します。また、常磐自動車道には新たなスマートインターチェンジが設置予定であり、周辺地域へのアクセス性が良くポテンシャルが高い立地となるため、それらの特徴を生かした新たな土地利用を促進し、経済を活性化させる地域とします。
新治地区:持続的な農業地域
新治地区では農業が盛んに行われており、土浦市の農業を支える地域です。しかし、高齢化が進んでおり新治地区では農業が衰退する可能性があります。そのため、既存の資源を活かし、持続可能な農業地域を目指します。
南部地区:ゆとりある居住地
南部地区には多くの住宅が位置しています。首都圏へのアクセスがしやすい一方で、生活施設が徒歩圏になく、移動手段となる公共交通は運行本数が少なくなっています。そのため、地域のポテンシャルを活かせるように、利便性を向上させ、市全体での人口流入を目指します。
北部地区:安心安全を支える広域拠点
北部地区には、災害拠点病院に指定されている土浦協同病院が位置しています。ヘリポートを有し、災害時の救急医療や物資搬送などの拠点となっています。このように医療・防災に関する機能が集約されている北部地区では、安心安全を支える広域拠点を目指します。