
背景
2023年から2050年にかけて、土浦市の総人口は約2万人減るとされています。そのため、今までの仕組みだけでは、現状の生活の基盤である地域を保つには限界があると考えました。ヒアリングなどの調査から、土浦は自治会の加入率なども全国に比べても高く、地区市民員会や地域コーディネーターといった地域の繫がりが強いという魅力があることが分かり、課題は集まっているが、課題解決の担い手が見つからないという問題があることが分かりました。そこで、地域の繫がりを活かし問題を解決できるのではと考えました。概要

ツチマチは、オンライン課題解決マッチングプラットフォームです。市民や企業が地域の困りごとを投稿し、その困りごとに他の市民が意見を書き、参加していきます。ディスカッションの中で課題を解決してくれる企業(担い手)と投稿者をマッチングさせ、対面でのマッチングイベントを開催し、地域イベントでの結果発表を行います。結果を知らせる機会を作ることで、地域への関心につながると考えています。また、市民・企業・行政がオンライン上で議論し合うことができ、現状よりも密な関係を築いていくことができると考えられます。初年度は、幅広い年齢、属性そして中心市街地に比べ中規模の人口である荒川沖地区で試験運用し、その後、土浦市全体での運用を考えています。運営は、DX推進課を中心として、市民活動課、政策企画課、広報広聴課などで連携して行います。
効果・目標
市民が日常生活で感じる具体的な課題や困りごとを投稿することで、地域全体で課題を共有し、認識を深めることができると考えられます。 また、投稿された課題に対して、さまざまなバックグラウンドを持つ人々が意見や解決アイデアを投稿し、主体となって動くため、様々な解決策が生まれ今よりも多くの課題が解決していくと考えられます。さらに、市民同士の交流や協力が促進され、地域コミュニティの結束力や活力が向上すると考えられます。初年度の目標は、地区市民委員会の300人と、荒川沖地区の人口の0.5%である65人の365人を目標としています。