現状・課題

1.現状

 土浦市は、平成18年2月に新治村と合併し、 面積122.89㎢(ただし、霞ケ浦の面積9.27㎢を含む)、東西に14.4㎞、南北に17.8㎞になった。 東部には日本第二位の面積を誇る霞ケ浦を所持し、 西部には各々標高870m程度の男体山と女体山から成る紫峰筑波山を臨む、 自然豊かな茨城県南部の中核として発達してきた。 市内では、土浦城を中心として発展してきた城下町の風格が、 現在も土浦城跡地である亀城公園の周辺に歴史と伝統のある蔵の街として残っている。 JR常磐線土浦駅、荒川駅、神立駅や常磐自動車道土浦北インターチェンジなど広域に交通網が 整備されている一方で、モータリゼーションや中心市街地の空洞化など、 社会構造の著しい変化がみられる。 その状況下で、将来を支える新たな都市基盤整備や産業振興を進め、 平成30年2月現在で139,518人が暮らす市となった。


茨城県内における土浦市の位置


2.課題

 各課題グループでの調査により各分野で以下の表のような課題があることが分かった。

人口・財政・公共施設 人口

財政
公共施設
人口流出
少子高齢化
財政破綻の危機
公共施設維持管理の困難
交通・インフラアセットマネジメント 交通 ・道路
都市構造
アセットマネジメント
自動車社会
土浦駅の周辺の賑わいの喪失
インフラ維持費の持続的な確保
産業 商業
農業



工業
観光
中心市街地の空洞化
後継者不足
採算性の低さ
新規就農者が不足している
耕作放棄地が増加している
さらなる成長のチャンスを逃している
資源を活かしきれていない
生活 環境

防災・災害
住宅
防犯
福祉
まちづくり
景観
自然環境に対する市民の評価が低い
地球温暖化
対策の大部分がハード寄り
日常の買い物が不便な地域がある
刑法犯総数が多い
高齢者福祉(介護)の担い手が少ない
中心市街地の空洞化
水辺の景観
市民協働

手軽な活性化方法がない
少ない協働新規事業
参加者属性の偏り


 これらの課題を各地区ごとに分けて考えてみたところ各地区の課題は以下のようになった。

北部地区

人口
・人口流出
・少子高齢化
交通
・中心市街地までのアクセス
工業
・さらなる成長のチャンスを逃している
農業
・耕作放棄地の増加
生活
・日常の買い物が不便
・刑法犯総数が多い
景観
・水辺の景観

中央地区


交通
・自動車社会
都市構造
・土浦駅周辺の賑わいの喪失
商>
・中心市街地の空洞化
観光
・観光資源を活かしきれていない
生活
・刑法犯総数が多い
景観
・水辺の景観

南部地区


人口
・人口流出
・少子高齢化
交通
・自動車社会
・中心市街地までのアクセス
生活
・日常の買い物が不便
・刑法犯総数が多い
景観
・水辺の景観


新治地区


人口
・人口流出
・少子高齢化
交通
・自動車社会
・中心市街地までのアクセス
農業
・耕作放棄地の増加
・後継者不足
・採算性の低さ
・新規就農者不足
生活
・日常の買い物が不便