土浦市の概要

図1-1

図1-1 茨城県における土浦市の位置


土浦市は、茨城県南部に位置し、東京から60km圏内、成田国際空港から約40kmの首都圏近郊に位置している。 筑波研究学園都市に隣接しており、業務核都市に指定されている。 霞ヶ浦や桜川、備前川といった水資源が豊富で「水の郷百選」に選ばれており、豊かな自然と環境に恵まれた歴史と文化のまちである。 歴史を現在にも伝える亀城公園に存在した土浦城は室町時代に築かれる。 亀城公園の櫓門は城郭建築の遺構としては関東唯一のものである。 土浦市は江戸時代~1980年代にかけて、茨城県南部の行政・経済・交通の要衝として発展した。 しかし、1990年代から急速に中心街の求心力が低下する。1996年以降西友、小綱屋、京成百貨店が閉店、2003年には丸井が撤退し、現在は郊外型店舗の増加により、中心街の更なる衰退が伺える。

また交通に関しては、常磐線が南北に走り、北から神立駅、土浦駅、荒川沖駅と3つの駅を含む交通アクセスの良いまちで、10月の土浦全国花火競技大会には毎年全国から約80万人の人が訪れる。2006年には、新治村と合併し、現在の面積は122.99k㎡である。