君たちはどう学ぶか

「曜日制」の提案

 調査結果から、「知識授与型」の科目ではオンライン授業の活用ができそうであること、「情報更新型」のインタラクティブな学びが必要な科目では実空間授業が必要であること、またその組み合わせであるブレンド授業の活用の可能性があることが分かった。我々はこれらの授業形式を適切に組み合わせる新しい教育スタイルとして「曜日制」を提案する。

「曜日制」においては

・月~水曜日:固定時間割をもつ実空間授業の日

・木金曜日:固定時間割を持たないオンライン授業の日

とする。オンライン授業は2日間で合計12コマまでの履修を可能とする。 「曜日制」においては実空間授業・オンライン授業に加えて、1週間の中で実空間とオンラインの両方を実施するようなブレンド型授業ができるようになる。図1に、時間割の組み方を示した。A~Fの科目は固定時間割のみを持つ実空間授業、G~Iの科目は固定時間割を持たないオンライン授業である。科目Jは実空間で1コマ、オンラインで1コマを持つブレンド型授業となっている。

また、図2、図3に社会工学類1年生・2年生の春学期の時間割の組み方の実例を示した。ただし今回の実習で調査ができなかった科目に関しては授業類型からの推測で時間割を組んでいるため、実態にそぐわない可能性もある。(下図は左から図1、図2、図3である)