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1.アンケート調査
- 調査の目的
- 筑波大生のつくばスタイルを発見提案するにあたって、まず筑波大生が普段どういった生活を送っているか、またつくばのどのような情報を求めているかを調べる必要があると考え実施した。
- 調査の対象
- 学生が求めている情報を得るには身近な人々からで十分であると考え、班員の友人を中心にして筑波大生158人(男113人、女45人)に実施。以下が協力を頂いた団体・研究室の方々の内訳、およびその学年の割合を示したグラフである。(なお学年に偏りがあるのは意図したものではなく無作為に協力していただいたためである。)
- 現代視覚研究会、学園祭実行委員会、漫画研究会、筑波大鉄研「旅と鉄道の会」
- 図書館情報メディア研究科森嶋・坂口・永森・杉本研究室
- 数理物理研究室物性・分子工学専攻木島研究室の方々

- 質問項目
- (1)生活スケジュール
- (2)暇な時間の使い方
- (3)知りたい生活情報(自由記述)
- 結果と考察
- (1)筑波大生の生活スケジュール
- スケジュールの代表的な例を抽出したものに図1のようなものがある。

- 図1
- これの特徴は週数回のサークル活動をこなしていることの他、特に注目できる点として、まず休日に何も予定がないということ、そして授業間などに空いた時間が存在しているということがある。個人差があるが今回の回答でこれに類似するスケジュールパターンは約57%と多く見ることができた。これは多くの学生が授業の合間や休日に活用できる時間を持っており、その使い方に関して多様な可能性を持っていると見ることができるだろう。
- (2)暇な時間の使い方
- これについて調べた結果が図2に示すものである。約30%の学生がインターネット、次いで15%が読書・漫画、14%がゲームと、この結果からみると7割と実に多くの学生が開いている時間を室内での活動に使っているということが分かった。またここに挙げられているものは地域性に関係なくどこでもできそうなものであると考えていいだろう。

- 図2
- (3)学生の知りたい生活情報
- 表にまとめたものは、筑波大生が求めている「知りたい生活情報」について自由記述式で回答してもらった結果から抽出したものである。また、回答は飲食店関係の情報を求めているものが多い。
- 表

- 図3
- アンケート調査のまとめ
- 以上の結果から、筑波大生は平日・休日問わず比較的時間に余裕のある学生が多く、暇な時間は室内で出来ることに時間を費やすことが多いことが分かった。その一方で、多くの学生が外に関する情報を求めていることから、情報があれば、行動を起こすきっかけとなり、活動範囲を広げることもできるのではないかと考えられる。よって、そのような学生に提供できるような情報を知るため、基礎調査3の図1にもあげられたキーワードを生活に取り組み実践している学生へのヒアリングを行うこととする。
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