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今後の課題
- アンケート調査においては反省すべき点が多くあると感じている。第一に、調査対象者の偏りを重要視していなかったということである。上にも述べたように「学生の知りたい生活情報」を得るためにはサークルなど身近な人たち中心でも多様性があり、十分であるという考えの基にアンケートを行ったのだが、アンケート結果を見る限りそれが似たような生活パターンの学生を集め、逆にそこから偏りが生まれ多様性を欠いてしまったと考えられる。その結果、統計的なデータを求めるようなアンケートの回答に特にその影響が顕著に出てしまい、ここから得られたものは必ずしも信用性が高いものではないということになってしまった。また質問において条件を絞るということをしなかったことで、その回答がどのような場面を仮定して答えているのかが曖昧となり、参考資料として使えなくなるという問題も発生した。今後の研究等の際にはこの経験を活かしてより注意を払い、信頼性の高いデータを集めたいと感じる。 また、今回アンケートを行い、その結果多くの学生がつくば要素活用型の生活スタイルへの希望を持っていることが把握できた。しかし、彼らはスタイルを実践するノウハウがなく、実践することに困難を感じている場合が多い。今回私たちの班においてこれらのニーズを満たすつくば要素活用型ライフスタイルを実践している人を把握することがある程度できた。今後は両者をマッチングさせ、互いのコミュニケーションや相互交流などにつながる仕組みを構築していくことが求められた。また、今回は筑波大学というコミュニティを取り上げたが、これらの仕組みが有用であることが評価されれば、今後より大きなコミュニティや地域を違えたコミュニティにおいて汎用できることが期待される。
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