4-4 荒川沖地区

 荒川沖は戸建住宅を中心とした閑静な住宅街である。
また、幹線道路沿いにはロードサイドショップが立ち並んでいる。
野鳥が生息する乙戸沼公園、交通結節点である荒川沖駅、食の拠点である土浦公設卸売市場といった施設が存在する。
国道6号線、東大通り、常磐道ICが近くにあるなど交通条件としては良い。
さらに、荒川沖駅はあみプレミアムアウトレットの最寄り駅であることからも今後の駅周辺環境の向上が望まれる。
一方、生活道路は歩道がないため歩行者が歩きにくく、幅員が狭いといった問題点もある。
JR常磐線荒川沖駅を中心とするこの地区では、駅前には商店が点在しているが、商店は衰退の一途をたどっている。
しかし、地域の高齢者が小学生の登下校をパトロールする様子なども伺え、地域の結びつきを感じさせる。
課題として、憩いの場となる公園などが少なく、コミュニティ形成がしにくいと考えられる。

 以上の現状に踏まえ、この地区の構想として、ポケットパークを整備することでスポーツする環境を整えるだけではなく、憩いの場を提供することで住環境の向上を目指す。
これにより、人口予想で示された人口減少を抑えることを目標とする。

             グラフ 荒川沖地区人口コーホート


        図 荒川沖駅               図 乙戸沼公園