1-1 背景

土浦市は、茨城県南部に位置する、人口約14万人の都市である。土浦市は県南行政の中枢を担う都市であるが、現在の市の状況として、駅の正面に存在するイトーヨーカドーの撤退やモール505の衰退など、中心市街地の衰退化が重要な課題となっている。また、土浦市固有の資源である霞ヶ浦の活用が、市民により希望されているが、水質状況は非常に悪く、また駅から距離的に近いにも関わらず身近に感じることは出来ない。更に少子高齢化が進んでいることや、公共交通の利便性が十分ではないことから、おおつ野のように今後の発展が見込まれている地区と中心地区とのつながりがない。結果として、土浦市のコミュニティが十分に形成されていない現状がある。