桜町クリーニング
桜町は北関東最大の歓楽街であり、土浦市の貴重な財産である一方で、桜町の歓楽街に対しては怖いというイメージを持っている人もいることが商工会へのヒアリング調査や現地調査から明らかになった。しかし、市や商工会は関与できない部分が多いというのが現状である。
■計画内容・期待される効果
歓楽街の区域の明確化や防犯面での強化を行うことで、イメージの改善を図る。同時に、市や商工会、市民との連携の強化を目指していく。具体的には以下の3つを行う。
①防犯面の強化:桜町s(チェリータウンズ)の結成
土浦市のまちづくりアンケートで「地域活動に参加している・参加したい」という人が回答者の78.8%を占めていた。また、「参加したい内容」では、「防犯・交通安全」「青少年健全育成」と回答している人も多く、市民の関心が高いことがわかる。このことから、行政だけでなく、地域活動として関係者も連携して防犯活動を行う「桜町s(チェリータウンズ)」の結成を提案する。これらの活動を通して、警察は効果的な違法営業の取り締まりが、行政は地域の効率的な管理が、住民は安心な暮らしが、利用客は安心な利用が、商工会は一体的な施策展開が、それぞれ実現できるようになる。
図3-4 桜町s(チェリータウンズ)のイメージ図
②賑わいの創出:タクシー割引券、居酒屋マップの作成
居酒屋マップを作成し、周辺のホテルの利用客の手に渡るようにする。また、タクシー割引券を利用者に配布する。これらの取り組みの効果として、ホテルの利用者など風俗店以外の居酒屋を利用したい人も安心して桜町に立ち寄れるようになり、まちの活性化につながることや集客向上に加え、飲酒運転や違法駐車の防止につながる。
③イメージ改善:桜町ゲートの設置
ゲートを設置し、歓楽街と周辺飲食店の区域を明確化する。この施策も周辺飲食店にも安心して立ち寄れるようにする効果があると考えられる。
図3-5 桜町ゲートの設置位置