ボランティアスクール
■背景
■計画内容・期待される効果
高齢者の増加や農業就業者の後継者不足など、全国同様、土浦市においても少子高齢化による問題が生じている。高齢者の介護施設は市内に広く分布し、中高生が多いという長所も存在するが、高齢者と若者が交流する活動として、現在市では講座制の単発のイベントしか行っていない。また、まちづくりアンケートにおいて、60歳以上の方が参加したい地域活動の1位に「趣味などの同好会」を挙げていることから、高齢者が交流の場を望んでいると考えられる。
■計画内容・期待される効果
高齢者が培ってきた知識を生かし、中高生と高齢者の交流活動を年間を通して継続的に行うことで、高齢者と若者の連携を目指す。具体的には、中高生と高齢者による合同のサークル活動を形成する。中高生が高齢者の立場になって考える機会を創造し、中高生と高齢者が一緒になって土浦市の街づくりについて考え、実行する機会を作ることが大きな目的である。具体的な活動内容は表4-2を参照。
介護体験 | 障害者体験 介護援助 |
---|---|
食事会 | 調理実習 |
地域活動 | 交通安全教室 防犯パトロール |
趣味 | ゲートボール体験 将棋教室 |
農業体験 | レンコン収穫体験 米作り体験 |
その他 | イベント補助 パークショップ |
中高生にとっては、地域の活動を行うことでまちへの愛着が生まれ、地元産業(特に農業)への関心が高まると考えられる。そして、高齢者とともに活動することで、高齢者が持つ様々な知識を習得することができる。また、高齢者にとっては、高齢者同士だけでなく若い世代との交流の機会が増え、農業などの第1次産業の後継者の育成につながる可能性がある。そして防犯パトロール等、まちに貢献する活動を行えることも効果のひとつとして挙げられる。