パークショップ
■背景
■計画内容・期待される効果
土浦市の一人当たりの都市公園面積は5.92㎡であり、茨城県の平均と比較すると低いものとなっている。土浦市のまちづくりアンケートでも、公園整備に対する満足度は55項目中48位であり、満足度は低い。また、学生・高齢者が交流できる場所が少ないことから、市民が主体となったまちづくり活動を通して、交流の場をつくる。
図3-6 一人当たり都市公園面積
■計画内容・期待される効果
市民が公園づくりのワークショップ(パークショップ)を行い、「住宅地の近くの遊び場となる公園」「霞ヶ浦の親水空間を活かした公園」など市民が本当に必要とする公園や土浦市の特徴を活かした公園をつくる。このパークショップが学生と高齢者の交流の場となり、公園が完成した後は、その公園が新たな交流の場となる。さらに、霞ヶ浦、主要河川沿いを公園整備の拠点としながら、公園の少ない地域で積極的にパークショップを行うことで、自然を身近に感じられ、人との交流が生まれる場所が広がっていくことを目指す。
パークショップの流れは以下の通りである。
図3-7 パークショップの流れ
この計画では、ワークショップという形をとっているため、住民の考えが直接公園づくりに反映し、住民が望んでいる公園ができる。また、市民が公園を考えることにより地域特性を生かした土浦らしい公園が生まれる、ワークショップを通して住民同士の交流が生まれる、といった効果も期待される。さらに、自分たちで考えた公園なので、公園に対する関心・責任感・愛着が高まり、維持・管理面においても積極的な参加が見込まれる。以上より、持続可能な公園作りの輪が市内全体に広がると考えられる。