With コロナの交通を考える

今後の展望

本調査の限界

本調査では、利用者がどこまで利便性の低下を許容できるのかはわからなかった。提案に対する賛否意識を調査する必要があっただろう。また、利用者負担や政府の補助金において、誰がどのような形でどのくらい負担するのか、論拠を持った負担を考える必要がある。また、今回は人の命を守るための提案であるため、これまでの費用対効果の考え方が当てはまらない部分も多いことを忘れてはならない。

横展開

本提案の横展開については、2通りのアプローチが考えられる。

・地理的に近い場所から横展開
筑波大学で行った為、つくば市内や茨城県内から地理的特性が似ている場所での横展開を考える。しかし、アンケート調査は大学生を対象に行ったため、横展開の際には市民にアンケート調査をする必要があるだろう。

・社会的環境が似た場所から横展開
都市環境や交通形態が似ている場所から横展開を考える。具体的な例としては北海道大学などが考えられる。アンケート調査の対象が大学生であったことから、キャンパス計画において横展開する方が適切であるかもしれない。