2019 防災班

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背景・課題

背景

自転車は、我々筑波大学生を取り巻く環境の中で最も密接に絡んでいるものといっても過言ではない。日常と密接につながっているからこそ、それらの防犯について一考する余地があるのではないだろうか。班員の中にも実際に自転車の盗難を経験した者がおり、知人が盗難被害にあった経験があるなどの声が多く上がり、つくば市および筑波大学の自転車盗難の現状について実際に調べるに至った。
その結果、平成30年度のつくば市の自転車盗難件数は421件で犯罪率は1.8/1000(人)と、茨城県内では自転車盗難率第一位であった(茨城県平均は0.8/1000(人))。これは人口がつくば市よりも多い水戸市の1.2/1000(人)や、近隣の主要都市である土浦市の1.6/1000(人)を上回る数値である。つくば市は平成27年から平成30年まで四年連続で自転車盗難率県内トップであった。

また筑波大学内における自転車盗難件数(学生生活課が把握しているもの)についても調査すると、平成28年が102件、平成29年が95件、平成30年が98件と100件前後を、ほぼ横ばいに推移している一方、つくば市の件数についてみると、平成28年が709件、平成29年が522件、平成30年度が421件というように件数自体は年々減少していることが分かった。

ゆえに筑波大学生が関連した自転車盗難被害はつくば市内の自転車盗難被害の中でも高い比率を占めている可能性があり、筑波大学生の自転車盗難に対する防犯意識を高めることは、重要な課題であると考え、目的選定の方針とした。