目的
現状の再配達問題を解決するに当たって心理的呼びかけやサービスの利用促進は必要である。
しかし再配達に関して、受取手にデメリットがほとんどないため心理的呼びかけには限界があるのではないか。そのため受取手にとって楽で利用がしやすくニーズの高いサービスを提供する必要がある。また宅配業者にとってもコストや労働力を軽減させることのできる必要がある。
設置可能性
大学生や企業等に行ったインタビュー調査に基づく大学内宅配ロッカーの設置可能性
筑波大学内の設置条件
- 1.十分な防犯対策が必要
- 2.資金投資はできない
- 3.一般人の学内侵入は不可
学内オープン型宅配ロッカー
- 1.十分な防犯対策 ○
- 2.宅配ロッカーへの資金投資 △ 一般人も利用可能なら無償
- 3.一般人の学内侵入 × 一般人の利用は必須
学外オープン型宅配ロッカー
- 1.十分な防犯対策 ○
- 2.宅配ロッカーへの資金投資 ○ 無償
- 3.一般人の学内侵入 ○ 学内に一般人は侵入しない
ユーザークローズの宅配ロッカー
- 1.十分な防犯対策 ○
- 2.宅配ロッカーへの資金投資 ○ わずかな費用負担
- 3.一般人の学内侵入 ○ 筑波大学関係者に利用限定
設置提案
本実習では筑波大学内に宅配ロッカーを設置することを検討していたため、学内に限定して設置案を考える。
筑波大学側の3つの条件を踏まえた結果、学内に宅配ロッカーを設置するにはヤマト運輸の計画段階であるユーザークローズ型宅配ロッカーが最も設置可能性が高いと言えるのではないか。場所や具体的な利用方法の説明などは行っていないので、きちんとしたニーズは把握できていない。
実施計画が具体的になった場合、さらに詳しいロッカー設置に関するアンケートを行う必要がある。