
背景
ペデストリアンとは
つくば市の魅力の一つとして、つくば駅周辺にある全長4.8kmのペデストリアンデッキ(別名歩行者専用通路、以下ペデストリアン)がある。北は筑波大学から、南は赤塚公園にまで続いており、全国でもここまで大規模なものは類を見ない。本実習においても2005年の都市経済班や2012年のまじわり班など複数の班がペデストリアンの中心のセンター地区の賑わいに着目し、その周辺の商業施設を活性化するための提案があった。さらに、つくば市もペデストリアンを「つくばの玄関」と称し、さらに魅力的な場とするために、現在実証実験を含め多様なイベントを開催している。
目的
つくばセンター広場(以下センター広場)から少し離れると、ペデストリアンは、ただ人々が行き交う通路となり、利用されていない、あるいは利用価値のありそうな空間が多いことに気付く。そこで、本研究では、現在のつくばのペデストリアンの現状を明らかにしていくとともに、現在通路となってしまっているセンター広場以外の部分が人々の拠り所となるような提案をすることで、より一層「つくばの玄関」らしいペデストリアンを実現することを目的とした。