大学生アンケート

調査概要

私たちは仮説1と仮説2を実証するために大学生を対象にアンケート調査を行うことにした。アンケートの信頼性を確かめるため本調査を行う前にプレアンケート調査を行い、二段階調査法により調査を行う。調査概要は以下の通りである。
(1)プレアンケート調査 調査対象:交通運輸政策を受講している学生
・実施日:5/19(木)
・調査方法:質問紙調査
・サンプル数:77人
(2)アンケート本調査 ・調査対象:東京大学、東京工業大学、慶應義塾大学、筑波大学、東京理科大学
・調査方法:質問紙調査
・サンプル数:426人

質問項目

私たちはアンケート本調査において以下の5項目について調べた。詳細は表2に示す。 公的自己意識を測定する方法としては、「現代大学生の認知された友人関係と自己意識の関連について」(岡田1999)※3において自己意識の測定法としても採用されている菅原(1984)が邦訳した自己意識尺度のうち、「人目を気にする度合い」を測定する11項目を採用した。今回調査対象としている服装(ジャージ・スウェット)については、いくつか例として写真を添付し、アンケート回答者に服装のイメージをつきやすくしている。




観察調査

調査概要

「服装の規範」と「着ていけるか」の間のズレの度合いが大きいほど、スウェット・ジャージでの通学が実際に増えるということを検証するため、各大学の食堂と図書館において、入り口から入ってくる学生のうち、ジャージ・スウェットを着用している人数を実測調査した。尚、日本人の学生以外(留学生、教授等)は除外した。
・調査対象:アンケート調査を行った大学の食堂・図書館
・調査時間:食堂-各大学昼休み開始時からの30分間
      図書館-16:30~17:00 ※4
・調査方法:カウンターを利用した実測調査
・サンプル数:4990人
(東京大学618人、東京工業大学780人、 慶應義塾大学1378人、東京理科大学912人、 筑波大学1302人)

高校生アンケート

ジャージ・スウェットで大学に通っている人が多いと、高校生からの大学のイメージが悪化するのかを調査する。
・調査対象:高校3年生(茨城県内の公立高校)
・調査方法:質問紙調査 ・サンプル数:286人
ジャージ・スウェットを着用した学生の写真、または普段着を着用した学生の写真が掲載されたアンケート用紙を回答者にランダムに配布し、回答終了後その場で質問紙を回収する。 なお、写真は筑波大学3B棟前で、普段着とジャージ・スウェットを着用した大学生が写っている写真をそれぞれ1枚撮影した。ここで、対象者を高校3年生としたのは、大学へのイメージを最も重視するのは大学に進学する高校3年生であると考えたためである。