トップ

付録

リンク

1 メンバー

それぞれの章を結論として以下にまとめる。

第2章 問題・ニーズの把握
●問題点
・今回の調査ではさまざまな不満の要因が浮かびあがり、特に混雑は大きな問題であることが分かった。
・空間利用の問題点としてはオフピーク時の利用やデッドスペースの存在があり、これに取り組むことはスマートキャンパスの実現につながると考えられる。
・今回は混雑の問題と空間利用について取り扱ったが、営業時間の短さや値段など改善の余地がある。

●ニーズ
・食事以外の利用目的などの調査から、学食は学生が集まれる空間としてのニーズがあると考えられる。

第3章 現状調査
・ビデオ撮影の結果から実際にお昼休みなどは学食が混雑しているといえる。
・今回は1人客が多いことが判明したため、そのニーズに合わせてカウンター席を設置した。しかし当然1人客以外もいるため、それぞれのニーズにどの程度応えていくかを考える必要がある。

第4章  魅力的な学食に向けての提案
●カウンター席・テラス席・ハイテーブルの設置
実験により席の需要があることが確認できたと同時にデッドスペースの有効活用の問題も席を設置することにより改善できたといえる。また実験からは改善策それぞれの利点と同時に問題点も明らかになり、実験で行った状態のテーブル・椅子では実際に設置することは困難であると我々は考えた。
そこでこれらをふまえて改善案に以下の提案を付け加え、より利用のしやすいものを目指していく。

ⅰ.カウンター:デザインを改善し、入り口付近に配置する。
ⅱ.テラス:パラソルをつけるなど、日陰に入るスペースに配置する。また防犯面を考慮して、管理法を徹底する。
ⅲ.ハイテーブル:イスの種類を工夫するとともに、テーブル間や人の動線を考慮し、ゆとりある空間づくりを目指す。

<今後の展望>
今回実験として行わなかったが、学食をより良い空間とするための提案として以下のものが挙げられる。
・アメリカのミリマンによる既存研究で、人はBGMのテンポによってあらゆる行動のテンポも同じように影響される、というものがある。これを学食でも適用することにより、ピーク時・オフピーク時それぞれに適した空間づくりを目指していく。
 ピーク時→速いテンポの曲をかけ、客の滞在時間を短縮。
 オフピーク時→遅いテンポの曲をかけ、客の滞在を促す。
・今回提案した場所以外にもデッドスペースは存在する。そういった場所に学食の客を誘導させ、混雑緩和を図る。具体的にはデッドスペースの地図を作り、学食周辺に貼ることで学生を誘導することができるのでは、と考えている。
・筑波大学内の他の食堂へも、今回の実習の提案を応用していく。例えば体芸食堂が改善対象として挙げられる。体芸エリアには総合体育館と体芸食堂の前のスペースなど、まだ活用の余地のあるデッドスペースが存在する。そういった場所にテーブル・椅子を設置するなどして、学食混雑緩和を促し、空間利用上の問題点も解決していく。
・今回の実習の成果を厚生会に成果を提出するなどし、学校全体の食堂改善の活動につなげる。
・ 席の利用状況をまとめた図(図16)からあまり使われていない席があることが判明した。 これはテーブルの端のほうに人が座ってしまうと真ん中の席は他の人が使用しづらい、ということが原因であると考えられる。この問題を解消するために、大きいテーブルを小さいテーブルを多く設置するということが考えられる。これにより容量を減らすこともなくなる。

         

トップ

研究

1.はじめに

2.学食の問題・ニーズの把握

3.3学大食堂の現状調査

4.魅力的な学食に向けての提案

5.結論

付録

リンク