2011年度都市計画実習防災班 |

既存研究1〜2009年度都市計画実習防災班の研究より〜
左グラフ: 備蓄の非常用持ち出し袋を用意しているか?という質問に対する回答
備蓄におけるアンケート調査から、非常用持ち出し袋を用意している学生は全体の2%と学生の危機意識が低く、自助力が足りていなかったことが伺える。
既存研究2〜2002年度都市計画実習防災班の研究より〜
つくば市役所へのヒアリング調査の結果から、市のHPには防災に関する記述が少ないことが分かった。
更に、学生課へのヒアリング調査の結果より、安全対策マニュアルを作成予定、安否確認方法のマニュアルができていないことが分かった。
既存研究3〜東洋大学社会学研究所の研究より〜
日本海中部地震における住民の行動を、地震で揺れている最中と被災後30分以内の対応行動に関して調査した。
危険の知覚に関する研究から、浦河町の住民は常日頃町ぐるみで防災に取り組んでいることから実際の震災においても適切な行動を取っていたことが分かり、平常時からの筑波大生における自助力、共助力の向上がとても重要であるといえる。
揺れが収まってからの行動に関する研究から、揺れが収まると人々は情報把握のため、情報行動を取る傾向がみられた。
日本海中部地震における報道機関の対応に関する研究からテレビとラジオを比較すると、テレビの方がはるかに視聴率が高いがラジオの方がローカルエリアだけの情報を伝えやすい。
既存研究4〜つくば市役所HP〜
ローカルエリアだけの情報がつくば市からラジオを通して発信されていたが、認知度は低そうである。
従って、筑波大生ならではの情報を探り、今後後輩たちに発信していく必要があるとみられる。
既存研究5〜都心キャンパスに通う大学生の地震防災に対する認識と行動に関する研究〜
背景: 防災教育があまり実施されていない
目的: 被害軽減
対象: 都心のキャンパスに通う大学生
結果: 初期対応の誤答が多く、早期学校教育の中での更なる訓練が必要であること、自助努力に関する理解が欠けていること等が明らかになった。