新治などのこうしたエリアでは小規模の集落が分散しており、サービスコストが極めて高くなっています。 こうした場所では今後様々なサービス水準が低下していくと考えられます。
こうした地区では、そこに住む人たちだけで地域を支えるには限界があります。 そこで重要になってくるのが、両手ではなく片手で地域を支えてくれる所謂「関係人口」の存在です。
今までは地域を支える人材はそこに住んでいる人だと考えられてきました。 しかし、人口減少に歯止めがきかない今、地域との関わり方は定住以外にも選択肢があるのではないでしょうか。 興味を持ってくれる、愛着を持ってくれる、たまに訪れてくれる、地域の人と交流してくれる、そういったすべての人に地域を支えてもらいます。
関係人口を増やすために、地域を出て行った人たちに地域の魅力を伝えてもらう「ふるさとアンバサダー」となってもらい、 行政はそういった活動や、興味を持ってくれた人に対するバックアップを行います。 また、多様な人に関わってもらうことで、地域食材などの魅力を最大限に引き出し、元気のない地域に活力を取り戻します。