全体構想

生活利便施設のエリア内集約

私たちが目指す「ここでいい。」を実現させるのが集約型都市です。
土浦駅周辺に働くエリア、バスや鉄道沿いに住むエリアを設定し、同時に、それらエリアにスーパー・薬局・診療所や 小中学校・金融機関・福祉施設などの生活利便施設を集約させることを目指します。

私たちは、各エリアの人口密度を維持することができれば、公共交通やインフラの維持、街の安全確保が実現できると考えました。

エリア移動の定額化

交通の分野において、エリア内外での移動における料金の定額化を提案します。 料金の定額化とは、エリアとエリアを結ぶ交通手段や、エリア内の交通手段に支払う料金を、1 か月など一定期間分の料金を支払うことによって、 その期間中は使いたい交通手段を使いたい時に使いたい分だけ使える、というものです。

中心部へはバス、電車、フリンジパーキングで、エリア外はカーシェアリングやマイカーで、 エリア内はシェアサイクルで移動します。そして、これらを定額化します。

定額化のプランとしては、以下の表のようになっています。使いたい公共交通に合わせてプランを選択できるようにします。


 実際にマイカーからMaaSに移行することで、年間26万円+車両代がお得になります。

エリア内都市計画税の減税

私たちはエリア内居住を促進するために、エリア内の都市計画税の減税を提案します。 課税対象地域を「エリア内:DID 地区内である地域」と「エリア外:DID 地区には含まれないが市街化区域内である地域」に分け、 税率は「エリア内:DID 地区内である地域」は 0.15%、「エリア外:DID 地区には含まれないが市街化区域内である地域」は 0.30%とします。 また、エリア外に新たに居住する場合は、エリア外インフラストラクチャー負担として1万円を追加徴収することで、エリア外への新規居住を抑制します。

居住者別の課税項目

また、拠点内の都市計画税負担を半減することで、4人家族の場合年間3.5万円の差が生まれます。