茨城県南部に位置する土浦市は、JR常磐線の3駅と常磐自動車道のインターチェンジ2か所を有し、古くから茨城県の交通や経済、行政などの要衝としての役割を担ってきた。
そのような社会状況を受け、かつての土浦市では急激な人口増加が見られていたが、平成12年の人口144,106人をピークに、人口動向は減少傾向に転じ、平成31年1月時点の人口は139,389人となっている。今後も土浦市の人口減少は続くと予想され、今後40年で35%、つまり約5万人の減少が発生すると推計される。同時に、少子高齢化も進行するとされ、40年後の高齢化率は40%になると推計される。
また一方で、土浦市の都市構造も変化している。モータリゼーションなどの影響を受け、都市の郊外化が発生している。
これらの社会変化が今後も進行し、さらに、それら変化に対して何の対策も打たれなかった場合、買い物困難者の発生や、雇用の喪失、インフラ更新の停滞、景観や治安の悪化など、様々な社会問題が顕在化してくることが考えられる。我々は、未来の土浦市において、このような社会問題を発生させないことを目標に、このマスタープランを策定した。
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