地区割り図

地区別構想
北地区
新治中地区と都和中地区で構成された地区を北地区と定義する。北地区は農地が土地の大部分を占めている地区である。農地が多い特徴を活かし、主に農業を中心とした地域づくりが行われている。また、土浦北ICもあることから土浦市外との交通結節点としての役割も果たしている。しかし、地区内の公共交通を中心とした交通網はあまり発展しておらず何らかの施策を投ずるべき地区でもある。
このように、農業における土浦の拠点であるとともに土浦市内外における交通網のポテンシャルを伸ばすことで活力ある地区を目指す。
1.農業の保全を促進
就農希望者にとって魅力的なシステムを実施し、土浦市内外に対する農業誘致を行うことにより農業
の充実を図るとともに地域の貴重な田園風景を保全
2.地域への愛着の向上
地区の特色を活かした教育システムを導入することで子供が地域の魅力を考える機会を作り出し、
地域への愛着を深めるきっかけを提供
3.交通網の強化
学生や高齢者などの交通弱者の確保が課題となっている北地区において新たな交通システムを導入
することにより課題改善を図る
東地区
五中地区で構成された地区を東地区と定義する。東地区は平成28年の土浦協同病院の移転に伴い、住宅地や飲食店が多く出店してきている地区である。また神立工業団地という県内有数の工業団地が立地しているとともにおおつ野ヒルズの分譲を進めているように土浦市の中でも工業の中心地となっている。南部にはレンコンの生産地もあり農業の盛んな地区でもある。
このように、工業と農業という土浦市の特徴的な産業の拠点であるとともに新たに医療拠点となりうるポテンシャルを有しているという東地区の特徴を活かし活力ある地区を目指す。
1.工業団地の更なる充実
分譲が済んでいる区画の現状を維持するとともに、協同病院があるという特色を活かした企業誘致を
行うことにより、工業団地の分譲を完了させる
2.南部の耕作放棄地の有効利用
南部にある霞ヶ浦周辺の耕作放棄地に対する方策として、新規就農者にとって魅力的なシステムを
作り、農業誘致を行うことにより土浦を代表する農産物であるレンコンなどの農業の充実を図る
3.医療拠点の創出
土浦協同病院の移転とそれに伴いメディカルタウン化が進むおおつ野ヒルズを中心に提案による
医療の質の向上及び土浦市における医療拠点の創出を目指す
中央地区
一中地区、二中地区、四中地区で構成される地区を中央地区と定義する。中央地区は古くから土浦駅を筆頭に土浦市の中心市街地を形成してきた。特に商業において秀でた地区であり、かつては多くの大型商業施設や商店街などの個商店が建ち並ぶ、商業における土浦の顔として成長してきた。しかし、郊外商業施設の台頭などの影響で近年商業機能が低下してきてしまっている。公共施設を中心とした活性化を推し進めており、さらなる施策が必要な地区である。また、霞ヶ浦や桜川、花室川などの水辺空間や、土浦城址周辺などの歴史空間といったような特徴的な景観を多数有している地区でもある。
このように様々な都市機能が集積した地区であり、土浦市の顔として活力に溢れた地区にしていくことを目指す。
1.中心市街地の活性化
かつての賑わいが失われ、商業機能が失われてしまった中心市街地に施策を投じることにより、人が
集まる拠点づくりを行うことでかつての賑わいを取り戻し、さらには周辺への経済波及効果による
商業機能の向上を目指す
2.市民恊働の促進
市民にとって手軽な活性化方法がない、恊働新規事業があまりないという課題に際し、施策を投じる
ことにより主に中央地区において効果を発揮する
3.水辺空間の整備
豊富な水資源の整備を行うことにより景観面、環境面、防犯面などの改善を図るとともに霞ヶ浦を
中心に観光資源としての更なる成長を促す
南地区
南地区は他の地区と比べて都心に近いということから、他の地区や他の自治体からの流入が多く、主に流入する世代は30代前後の家族連れが多い。そのため、様々な商業施設が充実しており、他にも保育施設が民間を中心として多数存在している。
これらの強みを活用するために部門別であげたプロジェクトを組み込んでいき、南地区全体として商業と子供たちのまちづくりを中心とした住みやすいまちづくりを目指していく。
1.のりあいタクシーの改善
南地区は中心市街地までのアクセスが悪く、移動手段の確保が問題視されている。そこでのりあい
タクシーに定期制度を導入することで、高齢者を中心としたターゲットとして気軽に乗っていただく
ことで、南地区の交通の利便性の向上を図る
2.市民参加型アプリの導入
人口の割合による年少人口の割合が一番高い南地区への防犯や防災の対策を充実させる必要がある。
そこで、市民協働によるアプリを利用することで、子供を中心として防災、防犯対策の強化を
していく