浦構想 ~近くて「近い」霞ヶ浦に~
- 満足度調査では土浦市の資源として「霞ヶ浦」を挙げる人が最も多かった。
- さらに施策の重要度を見てみると「湖や川をきれいにする対策」が55項目中6番目に高い結果となった。
- これらより、霞ヶ浦を身近に感じられる公園を人々が利用することによって愛着が生まれるとともに、霞ヶ浦の水質改善に向けて
- 住民主体による活動が活発に行われるのではないかと考え、既存の霞ヶ浦総合公園に着目した。
- 霞ヶ浦総合公園は市内最大級の総合公園として様々なスポーツ施設やハス園など豊かな植生を楽しむことできる。
- しかし、霞ヶ浦沿いは大部分が立入禁止となっており、霞ヶ浦を間近で見渡せる場所はごく一部に限定されている。
- また霞ヶ浦の水質は改善が見られない状態が続いている。
提案:霞ヶ浦総合公園親水化計画
- 霞ヶ浦における親水空間の形成のため、霞ヶ浦総合公園の湖畔にデッキを整備することを提案する。
- およそ5年後は、これらの施策によって霞ヶ浦への興味・関心が生まれ公園利用者の増加が見込まれる。
- これらの対策として土浦駅-総合公園間の路線バスの増便や、
- つくば霞ヶ浦りんりんロードの休憩所などとしての拠点化を推進していく。
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- およそ20年後は、イベント開催により住民の「行きつけの場所」となること、
- 霞ヶ浦の水質浄化に対する興味・関心が高まっていくことを予想する。
- さらなる公園の利用促進や需要増加に応じて、おおつ野地区や他市への定期船を運航することも考える。
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図4-3 浦構想イメージ
霞ヶ浦総合公園を親水化することにより、「霞ヶ浦との触れ合い」や「公園の利用」、「イベントによる交流」といった愛着形成の要素が発生し、土浦市への愛着につながる。さらにイベントの企画・参加や水質浄化活動といった住民参加も盛んに行われ、これらの愛着形成と住民参加のサイクルによって我がまちを生み出していくことが可能となる。
図4-4 我がまち形成へのアプローチ (浦構想)

図4-1 霞ヶ浦総合公園親水化計画イメージ図
デッキの整備場所は右図に示した部分で、具体的には人工砂浜から水生植物園まで整備することにより、来園者の 散策スポットとなる。通常時はキッチンカーを利用したオープンカフェとする。併せて水上ライブやビアガーデンなど様々なイベントも行われる場所としても機能させることにより、更なる人々の憩いの場を形成する。 | ![]() 図3-3 デッキ設置場所(※) |
5,20年後の展望