私たちの目指す土浦市の姿
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土浦市民は自分のまちについてどう感じているのだろうか。
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その一つの指標として愛着が考えられる。
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平成27年度市民満足度調査(以下満足度調査とする)からは、土浦市への愛着を持っていると回答した人は約65%
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という結果だった。隣のつくば市が80%であることを考えると決して高いとは言えない。
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そもそも愛着を持つことが良いことなのだろうか。
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鈴木・藤井(2008)によれば、地域に対する愛着を持つことが町内会活動やまちづくり活動などの住民の協力行動を促す
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因果関係の存在が統計的に支持されている(論文Ⅰ)。
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また住民主体のまちづくりであることのメリットとしては、住民のニーズが反映されやすいことや、
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まちを住民の社会貢献の場として機能させることが可能なことが挙げられる。
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そもそも地域コミュニティの維持・管理には住民同士の協力や住民主体であることは必要不可欠だろう。
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これらの理由から、まちへの愛着を高めることには十分意義があると考える。
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住民のまちに対する愛着が、まちづくりへの積極的な住民参加を促す。
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また住民主体で参加することでさらにまちへの愛着へとつながるという上の図のようなサイクルが生まれるだろう。
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このような好循環で「我がまち」と誇れるまちにすることを目標とする。
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今回私たちは愛着に着目した提案を行う。土浦市によって私たちの3つの提案を整備することで、このサイクルを回すきっかけとしたい。
全体の構想
- 土浦市には様々な地域資源があるが、私たちはその中の「農地」「霞ヶ浦」「市街地」に着目する。
- 私たちは土浦市について調べているうちに、この3つの分野において資源が有効に活用されていないことを問題と捉えた。
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- 農地については耕作放棄地の増加である。資源の有効活用の他、景観などにも悪影響を与える。
- 霞ヶ浦は霞ヶ浦総合公園に着目し、霞ヶ浦が近いようで遠い存在になっていることを改善したいと考えた。
- 市街地に関してはモール505付近が衰退傾向であることを認識し、土浦市の中心地にふさわしいようになることを目指した。
- この3つをそれぞれ「土」構想・「浦」構想・「街」構想と題し、
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目標とする「我がまち」を目指した、愛着形成の拠点づくりとして提案していく。
- これこそが「我が土・浦・街」というタイトルの所以である。
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