背景

 土浦市は人口14万人を抱える茨城県南の拠点地域の一つである。2010年に人口が14.4万人となったがその後緩やかに減少している。また、2015年に高齢化率が25%を上回った。周囲には筑波山や霞ケ浦など豊かな自然が多くあり、江戸時代に宿場町として栄えた歴史を持っている。しかし、ヒアリング調査や市が行っている市民満足度調査からは「活気がない」「PRがうまくない」と感じている市民が多くいることがわかった。観光客数はキララちゃん祭りや土浦全国花火競技大会といった特定のイベントでの観光客が多く、時期によって大きく差がある。


将来人口フレーム

 2035年の土浦市の人口をコーホート要因法で推計したところ、約13.5万人と推計された。目標都市像を達成することで人口減少を抑え、2035年の人口を約14万人とすることを見込む。



図1.1 コーホート要因法による人口推計と人口フレーム設定