全体構想
目標都市像実現のために、市全体でのまちづくりの方針について記述する。
1.人口推計
コーホート要因法を用いた分析より、土浦市の人口は今後25年で約24千人(17%)減少し、高齢化率も2015年の26.8%から36.8%まで上昇することが予測される。私たちはこの予測値を人口フレームとし、人口減少を前提としたまちづくりを進める。
2.全体構想
集約型都市の実現には、拠点を定めた都市機能の集約、拠点間の公共交通の整備・強化、住宅の郊外化抑制が必要だ。私たちは、土浦市を集約型都市に変えることで現在の土浦市が抱える課題を解決するため、「くらす」「にぎわう」「つなぐ」という3つの軸による集約への取り組みを提案する。
都市の全体像としては、都市拠点、生活拠点、産業拠点、観光拠点など各分野の拠点を定め、拠点間を公共交通でつないだ都市形態を目指す。拠点では小さい範囲に機能を集積し、重点的に整備する。またそれぞれ異なる機能を持つ拠点を市民が公共交通によって行き来出来るように整備することで、自動車に依存しなくても快適に過ごせるまちを実現する。