概要
実習の対象となる土浦市の現状と、本研究における調査の流れについて説明する。
1.背景
土浦市は、茨城県南部に位置する、人口142,059人、面積122.99㎢の都市であり、東には霞ヶ浦、北には筑波山を望む。首都近郊の中核都市として江戸時代から茨城県南地域の行政・経済・交通の要所として発展した土浦市だが、現在は様々な課題を抱えている。 土浦市を取り巻く主な課題をまとめると、①人口減少・超高齢化、②自動車依存による公共交通の衰退、③中心市街地の衰退、④都市機能管理コストの高さ、⑤今後予想される医療・福祉関連費の増大 が挙げられ、人口減少の局面にある拡散型都市の典型であることが分かる。
2.実習の流れ
つくば市における落書き問題を調査分析することによって、 落書きが発生しやすい空間の特性を把握し、効果的な対応策を見つけ出す。