目標都市像
背景を踏まえて,私たちが目指す目標都市像を説明する。
1.目標都市像
目標とするのは、“成熟した集約型都市”だ。ここで言う成熟とは、人口減少の時代にあっても都市の機能が低下せずに保たれ、市民が将来的にも快適な生活を送り続けられる、ということである。都市の人口が拡散している場合には広い範囲でインフラを整備する必要があり、膨大なコストがかかる。そのため、人口減少が進むと住民一人当たりのインフラ維持コストが高まる、またはインフラ維持費用の不足により機能が低下する、といったことが考えられる。このような事態を防ぐため、都市機能は一定の範囲に集約し、効率的な整備・運用を図るべきである。