概要
分野 | あんしん(健康) |
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重点地区 | 四中・六中地区 |
目的 | 高齢者の健康寿命増進 |
四中・六中地区を対象に、高齢者の健康寿命増進を目的として、「ピンピンコロリプラン」を実施します。
目標
背景
土浦市における高齢化の現状について深く把握するため烏山団地と天川団地へヒアリング調査を行ったところ、現在は地区内で交流が行われているものの高齢化の進行に伴い地区の後継者や指導者が不足し、将来的に現在のコミュニティが維持できるか、危機感を持っているということがわかりました。
今後、土浦市内では高齢者がますます増加することが予想されますが、高齢になって困る事は健康な日常生活ができなくなることです。グラフの通り、日本の平均寿命と健康寿命には大きな隔たりがあります。
グラフ:平均寿命と健康寿命の差
提案
高度経済成長期に開発された団地が多く団地住民の高齢化が進行している四中・六中地区を重点地区として、ピンピンコロリプランを展開します。
高齢者の健康を維持するためには運動・社会参加・食事の3要素が重要であるという事が知られています。ピンピンコロリプランでは地区においてこの3要素を促進する取り組みを推進します。
まず、社会参加については、現在の自治会活動を将来にわたって維持するため、地域をリードする後継者を育成する必要があります。そこで意欲のある高齢者を育成するリーダー研修会を年に数回開催し、後継者を育成していくことを計画します。
また、現在のシルバー人材センターを拡充し、シルバー専門人材バンクを設置します。現在、シルバー人材センターは駐輪場の管理人や、公園の草刈りなど、単純労働の募集を多く行っているが、専門人材バンクでは、より専門性の高い職で高齢者が働けるような仕組みを作ることによって、高齢者の専門スキルが活用できる機会を形成します。
運動分野においては、朝のお散歩・ラジオ体操プロジェクトを団地内の公園で1日30分程度実施します。ラジオ体操を行う人は実年齢より体力年齢が若くなる事がわかっており、高齢者の健康寿命を伸ばすのに大きな効果があると考えられます。
食事分野においては、自治会での月1回程度の食事会を提案します。現在、土浦市では一人暮らし高齢者等を対象に有料で食事を配達するサービスを提供しているが、食事が家まで配達されるのみでは、地域との交流が生み出されません。そこで自治会ごとに月1回程度の食事会を行い、栄養バランスの良い食事を摂取すると共に、地域との交流を促していくことを計画します。
図:ピンピンコロリプランが提案するライフスタイル