土浦ぬくもり工房 - 重点計画 - まちなか行くべプラン

概要

分野にぎわい(経済)
重点地区一中地区
目的中心市街地の活性化

一中地区を対象に、市街地活性化を目的とした「まちなか行くべプラン」を実施します。

目標

背景

一中地区に位置する中心市街地では、近年歩行者交通量の減少とシャッター街化が問題となっています。また、インタビューの結果、利用者側となる市民の声の多くが「市街地には買い物場所がない」というものでしたが、市街地の事業者からは、「良いお店があるけれど気づかれない」といった声も聞くことができました。かたや、市役所や図書館といった新たな都市機能の市街地への移転や中心市街地活性化基本計画に基づく各種事業が今後行われる予定です。

提案

街のPRと利用促進を地域一体で行い、多くの人が行き交うまちの実現のため、下の3つの具体的事業を行います。

地元店主による「まちゼミ」の実施

「まちゼミ」とは、商店街の店主らが講師となり、各自店舗で自分が持つ専門的な技術や知識を顧客に対してレクチャーするというものです。店主側にとっては、自店舗のPRの場として、まちゼミ参加者との交流や意見交換の場として用いることができ、参加者側にとっては、各種専門的な技術や知識と店舗の情報を得ることができるのはもちろんのこと、事業者や同じまちゼミ参加者との交流を行うことができます。加えて、市街地で起業を考えている主体に対しても、既存の小ホールなどを実施場所とし、このまちゼミを利用したPR活動を行うことができるように計画を行います。また、当事業は地域カード事業内の「地域活動」の一環とします。


図:「まちゼミ」の事業スキーム

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まちの駅施設拡充計画

現在、モール505にある「まちなか交流ステーションほっとOne」は、主に勉強スペースや習い事の場として利用されていますが、それら機能を同様に有する図書館の移転が決定しており、今後「ほっとOne」はどのような機能を持って継続していくことが望ましいかを考えていく必要があります。

そこで、現在505の中央にある「ほっとOne」を図書館に隣接する棟に移転させ、規模を拡大した上で、既存の談話室や会議室の機能に加え、地元農家と連携する産地直売所を併設した、食事を楽しむことができるカフェとしての機能を付加することを提案します。また、このカフェは、事前に予約を行えば、スペースの制約上自店舗でゼミを行えない事業者や、今後市街地での開業を検討している事業者のまちゼミ会場として、また料理教室等、図書館では行うことができない習い事を行える場所として貸し出すことも可能とし、図書館と補完的な役割を持つ学びの場とします。


図:新ほっとOneの機能

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地域ポイントの導入

商店街の協賛店を利用した際や、ボランティアなどの地域活動参加を行った際にポイントの進呈を行い、それを市街地の協賛店等で利用可能なポイントとすることを提案します。また、導入費用低減のため、そのポイントを2015年度導入される個人番号カードに集積させます。

市をはじめとした主体が関わる組合を組織し、実際にポイント付与を行う主体に対して、システム導入や機能搭載などを行う役割を担います。また、カード交付時に、街の情報を掲載したブックレットを配布するほか、同じものを図書館や協賛店などにも設置し、広報活動を行います。図書館での発行を可能とする際には、図書貸出カード機能の実装も行うことも提案します。


図:地域ポイントの事業スキーム

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