土浦市の概要
茨城県南部に位置する人口約14万人の都市。
歴史は古く室町時代に土浦城が築かれ城下町として栄え、戦争中には海軍航空隊の基地が設置され海軍の町としても栄えた。
戦後は駅前を中心に多くの百貨店が存在し、広い商圏を有していた。しかし、筑波研究学園都市の開発により徐々に土浦の地位が後退してきてしまった。
一方、常磐線、常磐道などの交通利便性、桜川、霞ヶ浦の水資源、城下町としての歴史的価値など土浦が持っているポテンシャルは高く、こういった土浦の魅力的な面を今後うまく活性化させていくことが求められている。
歴史は古く室町時代に土浦城が築かれ城下町として栄え、戦争中には海軍航空隊の基地が設置され海軍の町としても栄えた。
戦後は駅前を中心に多くの百貨店が存在し、広い商圏を有していた。しかし、筑波研究学園都市の開発により徐々に土浦の地位が後退してきてしまった。
一方、常磐線、常磐道などの交通利便性、桜川、霞ヶ浦の水資源、城下町としての歴史的価値など土浦が持っているポテンシャルは高く、こういった土浦の魅力的な面を今後うまく活性化させていくことが求められている。
人口
土浦市の人口は143,516人(平成23年)である。
地区別に人口密度(人/km2)を見ると、常磐線沿線に人口が多く平成18年に合併して加わった新治地区は人口が少ないことが分かる。
また、コーホート要因法による人口予測を行った結果、50年後には現在の人口の33%(47000人)もの減少が予測された。これは、非常に深刻な事態である。
地区別に人口密度(人/km2)を見ると、常磐線沿線に人口が多く平成18年に合併して加わった新治地区は人口が少ないことが分かる。
また、コーホート要因法による人口予測を行った結果、50年後には現在の人口の33%(47000人)もの減少が予測された。これは、非常に深刻な事態である。

観光
現状
土浦市は様々な観光資源に恵まれている。日本第2位の面積を誇る霞ヶ浦の豊かな自然、三大花火大会と謳われる土浦全国花火競技大会や桜まつりなどの伝統あるイベント、歴史的建造物の残る歴史の小道。どれも魅力に溢れている。
また、平成18年に新治村と合併したことにより、筑波山麓の自然やからかさ万灯といった行祭事も新たに観光資源として加わり、積極的な観光事業への取り組みが期待されている。
しかし、土浦市の観光客数は平成15年に167万人でピークだったのだが、平成22年には138万人まで減少しており、観光ニーズの高度化、多様化に追いついていないことが伺える。
また、平成18年に新治村と合併したことにより、筑波山麓の自然やからかさ万灯といった行祭事も新たに観光資源として加わり、積極的な観光事業への取り組みが期待されている。
しかし、土浦市の観光客数は平成15年に167万人でピークだったのだが、平成22年には138万人まで減少しており、観光ニーズの高度化、多様化に追いついていないことが伺える。
課題
土浦市における観光の課題として、イベント依存型観光であることが挙げられる。それは月ごとの観光客数を見ると明らかとなる。

交通
交通網は土浦市の人口の多い場所に縦横無尽に整備されており、交通としての役割を充分に担っているといえる。
しかし、国道の慢性的な交通渋滞は問題であり、解決策が求められている。
しかし、国道の慢性的な交通渋滞は問題であり、解決策が求められている。
常磐線の車両数
車両の数は一概とはいえないが、ほとんどの車両で土浦を界に上りの際車両数は増え、下りの際は減少する。
つまり土浦に住むことで、座って通勤可能なのである。
交通の要としての機能を持ち、交通の便がないといわれているが、関東圏の都市として、通勤には非常に便利な路線ではないか。
つまり土浦に住むことで、座って通勤可能なのである。
交通の要としての機能を持ち、交通の便がないといわれているが、関東圏の都市として、通勤には非常に便利な路線ではないか。
施設
教育施設と医療施設の立地
教育環境が整っており、隣接するつくば市研究学園にも近く、子育てに適している。
医者の人口(H18)は土浦市369人、茨城県平均105人と大幅に上回っている。これはかつて海軍の町であった名残であり、現代においても快適な居住環境のための一角を担う存在である。
また、医療施設の立地は中心市街地で集積傾向があり、郊外では過疎傾向であることが分かる。
医者の人口(H18)は土浦市369人、茨城県平均105人と大幅に上回っている。これはかつて海軍の町であった名残であり、現代においても快適な居住環境のための一角を担う存在である。
また、医療施設の立地は中心市街地で集積傾向があり、郊外では過疎傾向であることが分かる。

防災
霞ヶ浦に面した土浦は桜川が流れており、桜川低地が広がっている。
桜川低地では低湿地帯の特性を生かし、レンコンを生産しており、生産量全国1位を誇っている。
桜川低地の東部では市街地化が進んでいる。駅があるため道路は入り組み、交通量も多い。
低地の南北には台地が形成されており、北の新治台地と南の筑波稲敷台地に挟まれたところに低地が形成されている。
低地と台地の境界部分が急傾斜地崩壊危険箇所となっており、非常に危険な地域が広く存在することがわかる。
以下に土浦市域分類図及び急傾斜地崩壊危険箇所を示す。
桜川低地では低湿地帯の特性を生かし、レンコンを生産しており、生産量全国1位を誇っている。
桜川低地の東部では市街地化が進んでいる。駅があるため道路は入り組み、交通量も多い。
低地の南北には台地が形成されており、北の新治台地と南の筑波稲敷台地に挟まれたところに低地が形成されている。
低地と台地の境界部分が急傾斜地崩壊危険箇所となっており、非常に危険な地域が広く存在することがわかる。
以下に土浦市域分類図及び急傾斜地崩壊危険箇所を示す。

浸水想定区域
土浦市では霞ヶ浦の湖岸平野と桜川低地の広範囲に最大5M以下の浸水被害が出ると想定しており、浸水想定区域を設けている。
桜川低地では田畑による土地利用がなされていたが、近年では桜川周辺への市街地化が進み、非常に危険な地域である。
さらに、この地域は盛土や埋立地で形成されたため地盤が弱いと考えられる。右に桜川浸水想定区域を示す。
桜川低地では田畑による土地利用がなされていたが、近年では桜川周辺への市街地化が進み、非常に危険な地域である。
さらに、この地域は盛土や埋立地で形成されたため地盤が弱いと考えられる。右に桜川浸水想定区域を示す。
市民の声
市民は霞ヶ浦を利用したまちづくりの推進を望んでいることが分かる。
さらに、生産量日本一のレンコンを資源と考えている市民が多いことも把握できた。
さらに、生産量日本一のレンコンを資源と考えている市民が多いことも把握できた。

霞ヶ浦
幻の開発
霞ヶ浦ではかつて株式会社プロパストにより開発計画が行われていたが、リーマンショックによりプロパストが倒産、開発計画は白紙。
基礎工事も完了し、かなり実現段階に近いところまで来ていたのにも関わらず、幻となってしまった。
基礎工事も完了し、かなり実現段階に近いところまで来ていたのにも関わらず、幻となってしまった。
土浦駅西口開発
現在計画中の段階にある。
奥に見えるのは霞ヶ浦で、この開発により、霞ヶ浦と駅を繋ぐ効果が見込まれ、内部に図書館の新設が濃厚。
奥に見えるのは霞ヶ浦で、この開発により、霞ヶ浦と駅を繋ぐ効果が見込まれ、内部に図書館の新設が濃厚。
市役所移転先候補
候補地は、中央1丁目地区(京成百貨店跡地など)、土浦駅前北地区(大和町・有明町、新市立図書館建設用地など)、川口2丁目用地(京成ホテル跡地区)の3つである。
それぞれの評価や市民の意見や協議により今年度中に決まる。
それぞれの評価や市民の意見や協議により今年度中に決まる。
財政
歳入総額: 51,712,369/歳出総額: 50,447,854
歳入が歳出を上回っているため、土浦市は黒字収支である。
歳入が歳出を上回っているため、土浦市は黒字収支である。