コ強

コミュニティ強化 土浦市を「住み続けたくなるまち」にするために、地域に愛着心を持ち、安全安心なまちの形成を提案する。
そのために必要なのが住民同士のつながりを強める「コミュニティ強化」。
お互いの顔を見知っていれば防犯にもつながり、自分の居場所づくりにもつながるだろう。
事例:中村四丁目町会(中四鍋会) 荒川沖地区にある中村四丁目町会。この町内会では「中四(なかよし)鍋会」というイベントが毎年5月に開催される。
炊き出し練習を兼ねて「けんちん汁うどん」を参加者全員でつくり、防災・防犯・井戸マップによる学習も行う。
このイベントがきっかけで、町内会全員の顔が見えるようになり、徐々に活発な活動を行う町内会へと変化していった。

提案

公民館同士の情報の共有、住民への情報の波及 ①公民館に土浦市における活発な町内会の事例を情報として収集。
②①の情報を全公民館で共有。
③情報を持ち帰り市民に波及。
情報の共有のために以下の方法を用いる。
①各公民館に全地区の広報誌を設置
②ホームページの作成
③回覧板の充実

交強

交通利便性の向上 住み続けたくなるまちのために、住民の足が便利であることは必須だ。
そして相乗効果で中心市街地の活気を取り戻すことも目指したい。
そのために以下二点の提案を行う。

提案

市役所移転 市民の意見として、交通利便性の高い場所への移転が望まれている。
そこで、JR土浦駅北地区への移転を提案する。
また、駅から市役所へペデストリアンデッキを通し、そこからモール505まで延伸して、駅前の回遊性を高める。

無料バスの導入 中心市街地の衰退に、中心市街地への交通利便性の悪さが伺える。
また高齢化に伴い、公共交通の充実は必須であると考える。
しかし、土浦市民にはバスに乗るとい感覚が乏しい。
そこで、無料バスの導入を提案する。
土浦市の商店に出資してもらうことでバスの運行の事業費に充てる。
出資店舗の前にはバス停を設置する。
無料バスで、バスに乗るモチベーション作りにつながるだろう。

呼興

観光の活性化による賑わいの創出 土浦市の魅力を一番アピールできる観光。
「また訪れたくなるまち」を目指して、現在ある土浦の魅力を最大限生かす。
集客力の増加のために、2つの計画を提案する。

提案

農業体験 近年の観光客のニーズは、体験や交流を目的とするものに移行している傾向にある。
そこで、生産量第一位を誇るレンコンを利用した「農業体験」を提案。
農協に農家と農業体験者の仲介役になってもらい、スムーズな体系形成を行う。
レンコン収穫体験は、日頃の疲れを癒すいい機会となるだろう。

ウォークガイド 土浦市には、イベントに積極的に参加するアクティブシニアと呼ばれる高齢者が数多くいる。
そして有名な寺社があるとともに、土浦市により「土浦まち歩きガイドマップ」が作成されている。
この二つを組み合わせて、アクティブシニアによる土浦ウォークガイドを提案する。
土地勘のあるアクティブシニアにガイドしてもらうことで、観光客は新たな魅力の発見をする。

湖郷

誇りに思えるような霞ヶ浦へ 土浦市の観光資源の一つである霞ヶ浦。
美しい景観がある一方で水質・異臭問題の解決を望む声が上がっている。
しかし霞ヶ浦は周辺の56の河川が流入し、浄化が困難な現状がある。
まずは霞ヶ浦に関心を持ってもらい、浄化の必要性を訴えた上で、それに伴った事業を行っていくというプロセスを踏む。

提案

周辺整備 霞ヶ浦を訪れるきっかけのために、周辺の景観整備を提案する。
現状は殺風景で、観光客が休憩する場所も無い。
そこで、休憩場所の設置および夜間のライトアップを整備事業として掲げる。
夜間のライトアップはなるべく控えめなものにし、星空とのコントラストまで考えたものとする。

湖上花火大会 現在は桜川流域で開催されている土浦花火大会。この花火を霞ヶ浦の湖上で打ち上げることを提案する。
この土浦花火大会、事業費用は約2億円で、その1/3を桟敷席の収入で賄っている。
桟敷席の倍率は毎年10倍なので、需要が高いことが分かる。よって桟敷席の拡張もこの提案の一つとする。
桟敷席を拡張し、今以上に多くの人々に霞ヶ浦に訪れてもらうことが出来れば、霞ヶ浦の水質浄化への第一歩を踏み出すことになるだろう。

顧協

ふるさと納税の活用 ふるさと納税とは、全国的に平成20年度より開始された制度で、寄付した金額分の個人住民税、所得税が控除される。
今回、一度土浦を離れた人にも土浦に愛着を持ってもらうためにこの制度の活用を考える。
土浦を故郷と思えるようなまちへ。
土浦市における「ふるさと納税制度」 現在、土浦においても「ふるさと土浦応援寄付」という名でふるさと納税が行われている。
年々納税者の数は減少しているものの、霞ヶ浦マラソンに参加した人が土浦市に納税しているという例もあり、今後も納税してもらえる可能性はあると考えられる。
ふるさと納税の存在の周知が必要であり、そのために以下の提案を行う。

提案

イベントでのPR 霞ヶ浦マラソンの参加者からの寄付の例から、霞ヶ浦マラソンや人が多く集まるお祭りなどでのPR方法について提案する。
その例として、ペットボトルのラベルやうちわでの宣伝がある。これで不特定多数の人にふるさと納税の存在を知ってもらえる。
そして納税プランを一目で分かるような簡易なものへと変更することで、より一層ふるさと納税を身近に感じてもらえるだろう。