土浦市の現状

農業・水産業

土浦市の土地利用状況を見ると農地の割合は38%と多い．農業の産出額は，平成7年頃から100億円弱を維持しているが農家数は減少，農地の住宅等への転用が進んでいる．

図６．農業出荷額図７．農家数・農業人口

土浦といえば，全国生産量第1位，500haの作付面積を誇るレンコンが有名である．土浦市を筆頭に霞ヶ浦周辺で生産がさかんであり，全国の約3割が茨城県産となっている．レンコン麺やレンコンサブレといったレンコンの加工品にも力を入れている．他にもグラジオラスや菊といった花きや果物の栽培もさかんで，新治地区では稲作や畑作が多く行われている．
水産業では，霞ヶ浦で水揚げされた魚が佃煮等に加工され，伝統ある名産の味として親しまれているが，水質や生態系の変化により漁獲量は減少傾向にある．